岡島礼奈代表のALEは人工的に流れ星を作ろうとする会社:FreshFace

 

流れ星

岡島礼奈(おかじまれな)さん代表の、株式会社ALEは人工的に流れ星を作ろうとしている宇宙エンターテインメント企業。
プロジェクト名は「流れ星プロジェクト」

この流れ星プロジェクトは、人工衛星から星の素となる特殊な粒を放出し、好きな場所好きな時間に流れ星を流すことができるという、夢のようなプロジェクトです。

ここでは、人工的に流れ星を作ろうとする会社『株式会社ALE』岡島礼奈さんについてまとめてみました。

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おかじまれなさんのプロフィール

 

  • 名前:岡島 礼奈(おかじま れな)
  • 出身地:鳥取県鳥取市
  • 出身校:鳥取西高校
  • 出身校:東京大学理学部天文学科 卒業
  • 同大学院理学系研究科天文学専攻にて 博士号取得 理学博士(天文学)
  • 卒業後、一般企業に努めた後、2011年9月に株式会社ALE設立。
    現在、株式会社ALE 代表取締役社長。
  • URL:http://www.star-ale.com/

 

企業までのみちのり

岡島礼奈さんの、父は会社員、母は専業主婦というごくごく普通の家庭に育った岡島さんは、小さい頃から研究者への憧れを強く抱いており、アインシュタインやホーキングがすごく好きな子どもだったそうです。

そして、研究者が一番カッコいいと思っていて、小学生の頃に「相対性理論」の漫画で宇宙に関心を持ち、中学生になりホーキングの量子宇宙論が流行っていたことで、一層興味を深めていったそうです。

ブラックホールやビッグバン等に面白さを感じるのはもちろんのこと、価値観は時代によって変わり、人に付随するものは移り変わっていくのに対し、自然科学の法則は時代によって移り変わりっするものではなく、どこでも通用すること自体に、物事の本質に神秘性を感じたのだとか。

岡島さんいわく、性格も、好奇心をもとに真理を探究していく性格だったんだそうですよ。

一浪して入った東大では

岡島さんは高校の卒業を控えると、宇宙論の先生が登壇するということで参加した数学オリンピックのセミナーで、東京大学の方々に出会いました。

勉強をする環境や研究予算の比率について話を聞くことで、東大への憧れが高まって一浪して東京大学に進学なさったそうです。

ところが、入学してみると、周りは頭がいい人ばかりで、留年すら危惧するくらいで、志望していた天文学科に進むには到底及ばぬ状況だったのだとか。

ところが。

岡島さんが専攻を決める年だけ何故か天文学科が定員割れを起こし、本来であれば進めない成績だったにもかかわらず、運良く研究室に潜り込まめたのだそうです。

こういうラッキーチャンスって、一生懸命やっていたらどこかで必ず巡ってきますよね。

こうやって憧れの学部に入れた岡島さんでしたが、ますます落ちこぼれていく日々。

特に、学会に行ってご飯を食べていても、みんな研究の話をしているようなタイプで、研究は面白く感じながらも、ご自身は研究者に向いていないなと感じていったそうです。

周りの友人を心から尊敬するものの、寝食を忘れられない自分はダメだと。

ただ、一方で、研究者が研究に打ち込むためのお金を持ってくることには向いているかもしれないという感覚もあったそうです。

学生時代からこんなことに気づけるってところが、すでに起業家向けでもありますね。

学生時代に起業していた

岡島さんは、大学生になって家庭教師のバイトを始めたのですが、それよりも家庭教師を派遣する方が儲かると思い、友人と家庭教師の派遣ビジネスを起こしていらっしゃるんです。

時間を売るルーティーン的な仕事が本当に苦痛で向いておらず、仕組みを作る側に楽しさを感じるタイプだったとか。

その、家庭教師派遣の事業はうまくいかなかったものの、企業からプログラミングの仕事をいただくようになり、IT方面に舵を切ると、大学生の片手間ながら売上が1億円規模になっていきます。

それが、今を支える最初の成功体験だったそうです。

また、岡島さんの研究室の指導教官が、数十億の寄付金を募って望遠鏡を作るような方で、研究者は研究だけしているわけではないのか、という驚きとともに、その先生から受けた影響も大きかったそうです。

天文学は、お金をかけると成果に繋がる側面もあるため、遠い将来、基礎科学に還元するお金を持ってくることができたら、と考えるようになっていったと。

天体に興味を持った最初のきっかけ

そんな大学生活を過ごしていたある時、2001年の獅子座流星群、2002年のペルセウス流星群と、続けて流星群が地球に接近する機会があり、同じ天文学科の同級生と千葉で、翌年は高校の友達と地元鳥取に星を見に行ったときにきっかけが訪れました。

岡島さんは、天文学科に進みながらも、物理学への関心から入っているので、星座などについては全く知識もなく、星を見に行くのもこのときが初めての経験だったそうです。

そして実際に見る流れ星は、すごく綺麗に見えたこともあり、とても感動し、「うわー!」としか言いようが無い感覚だったとか。

そこで、天文学科の友人から流星群の仕組みを聞いてみると、宇宙空間にある数ミリから数センチ程度のチリの粒が地球の大気に飛び込み、激しく衝突することで気化して光を放つという説明を聞いて、「チリが原因なら、人工的にできるんじゃないの」と感じたんだそうです。

そして、人工で流れ星を流せるなんてすごく面白い、やってみたいと!

そんな風に盛り上がりつつも、その当時はそのままなんとなく話は妄想で終わってしまい、自分の中にとどめることになりました。

その後、天文学を研究しながらビジネスをしてという居心地の良さから、大学院の博士課程までは迷い無く進学したものの、そこまでいくと、やはり研究者に対する諦めの気持ちは強くなっていったのだそうです。

就職先でも挫折してしまっていた

岡島さんは就職についても具体的なイメージは持てなかったのだそうです。

そんな時に、知人からゴールドマン・サックスが人を募集しているという話を聞き、次第に関心を持つようになりました。

ちなみに、ゴールドマン・サックスという会社は、アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社を置く金融グループで、株式・債券・通貨・不動産取引のブローカーであり、貸付・保険・投資銀行業務にくわえ、プライベート・バンキングも行う会社です。

この、、ゴールドマン・サックスという会社に興味を持ったのは、戦略投資部という部署で、様々な会社に投資をし、役員として中に入ることもしながら事業を立て直す仕事をしていたからでした。

3年くらい働いて貯金を資本にして、何か理系の題材で実業をしたと考えていて、さらには、その実業で成した資本をもとに、長期的には研究者向けのファンドを作りたいという思いがあり、ここにいたら起業するのにも、ファンドを作るのにも役に立つという手応えがあって、ゴールドマン・サックスへの就職を決めたそうです。

ところが、実際に新卒で働き始めると、大学院との環境の変化は大きく、天文学の研究は早くても5年から10年で結果を出すのに対し、飛び込んだのは3ヶ月で結果を出す世界。

とっても大変で、性格的にサラリーマンが向いていないことも再認識したそうです。

睡眠時間が少ないのは大学院の論文前も同じなのですが、作業系の仕事になるとミスも多く、あまりうまく価値を提供できない日々が続き、そんな折、入社してから1年経たぬうちにリーマンショックが金融業界を直撃。

そんなこともあり、マーケット市場自体が冷え込み、結局1年で退職。

それからは転職活動に苦労する日々が続きます。

博士課程まで進学して勤務歴は1年間のみ。

学生時代のビジネス経験は履歴書に書いても評価してもらえず、30歳という年齢もあり、エントリーシート落ちも多数経験し、ドクター(博士)を取ったのは間違いだったかなと思うことすらあったそうです。

自分の会社を立ち上げる決意

うまくいかない就職活動をしていく中で、岡島さんは結果的には仲間と一緒に自ら会社を立ち上げることに決めました。

新しく立ち上げた会社はエルエス・パートナーズ株式会社という、日本企業の新興国進出コンサルティングを行う会社で、岡島さんは、副社長としてゼロからイチを作っていく部分に注力します。

個人的に英語で仕事をする経験を積みたいと考えていたことに加え、やはり仕組みを作る仕事のほうが向いている感覚があったそうです。

また、ゴールドマン・サックスを退職してから、少し時間ができたこともあり、以前からやりたいと思いながら手を付けられてなかった「流れ星」のプロジェクトも始めることに。

自分たちで立ち上げた会社ということもあり、働き方は以前より自由になっていたので、95%は本業に、残りの5%で少しずつ進めていきました。

すると、2年ほど働いた32歳のタイミングで、結婚した夫の間に子どもを授かります。

これから動けなくなるかもしれないと思い、先に会社だけ作ることに決めたのが、人工流れ星をビジネスとして行う会社、株式会社ALEでした。

その後、無事出産を終えて職場に復帰したのですが、新興国進出の業務でインドの案件が多く、時差の兼ね合いもあり、子どもを預ける働き方とも段々マッチしなくなっていきました。

そんな背景から、これは好きなことをやらなければいけないなという思いもあり、ALE一本に注力をすることに決め、32歳で退職・独立を決めたそうです。

運が代わっていく

岡島さんいわく、実際に退職してやりたいことを一本に絞ってみると、なんだか運気が変わっていくような感覚があったそうです。

メンバーや環境に恵まれ、自分の好きなことをやっていると人が集まってくるんだなという引力のようなものを感じたんだそうですよ。

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STAR-ALEプロジェクトとは?

岡島礼奈さんが現在取り組んでいる「STAR-ALE」プロジェクトとは、好きな時に好きな場所で流れ星を見ることができる、人工流れ星を作るというプロジェクトです。

いつ流れ星を放出するの?

具体的に、流れ星を流出する方法は、人工衛星の中に流れ星のもとになる粒を千個ほど詰め込み、衛星が一定の軌道で回転している間に、注文があった時に大気圏に放出。

時間や場所を正確に放出する仕組みづくりに注力しており、1粒の流れ星から沢山の流星群まで、上空70〜80キロで光り輝くのだそうです。

まずは一つの人工衛星でサービスを始める予定だとか。

仕組みの関係で、人工衛星の軌道に併せて注文を受けるため、どの場所をいつ通過するかは時刻表のように決まってしまいますが、衛星自体が複数になっていくことで、時間も場所も問わずに流れ星を見ることができる環境を目指しているそうです。

最初は法人利用を想定しており、特に観光に注力している政府に、世界規模でヒアリングを行っています。

当日の天候も重要な要素となるため、相性の良さそうな地域のプロモーション利用から提案していく予定で、炎色反応を生かして色も付けられるので、大規模なスポーツ大会やフェス等のイベントも相性が良いのではないかと考えていらっしゃるそうです。

元々は、宇宙システム関連の専門家の方や、メカニック周りの専門家の方、流れ星専門の研究者の方等、技術チームから作っていき、現在は研究の実用化を進めつつ事業化も進めていらっしゃるとか。

岡崎さんは今後の計画を以下のように語っていらっしゃいました。

まず、エンジニアリングモデル(試作機)を作り、2017年には1号機の打ち上げ、2018年にはサービス開始を目指し、それからは2号機・3号機とどんどん数を増やしていければと考えています。

「4つも5つも続いている流れ星を見たい!」という純粋な好奇心が強く、大きなテーマとしては、天文学とビジネスを繋ぐことで、科学と社会を繋ぐことができればと考えていらっしゃるようで、想像しただけでもワクワクします。

人口流れ星は理学的な意味もある!

実は、人工で流れ星を作ることは理学的な意味も大きいのだそうです。

天然の流れ星についてもよくわかっていないことが多いため、物差しができることで研究の進展につながることと、流れ星の発生元である小惑星帯の物質について分かると、今度は太陽系自体を紐解いていくことにも繋がるのだそうです。

このことについても岡島さんは以下のように語っていらっしゃいました。

大げさに聞こえるかもしれませんが、人類の起源を知ることにつながる可能性もあると思うんです。

単に、流れ星をいつでもみたいという単純な思いからではないようです。

一度は後悔したこともあったものの、今では博士課程まで行ってよかったなと思っていらっしゃるとか。

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スイングバイ

天文学の用語で、地球から発射されたロケット等が、他の惑星の引力を借りて加速したり減速したりして遠くに運ばれることを「スイングバイ」と呼ぶそうです。

岡島さんは、会社についてもまさに同じだと考えていて、流れ星プロジェクトの引力でたくさんの人が集まり、そのまま色々な事業にスイングバイしていくのも面白いし、この引力をいかして長期的に個人でスピンアウトしていくのも良いと思っていて、会社としては、色々な惑星がある中の一つが流れ星。

様々なプロジェクトが生まれ、多くなって、引力に導かれ、より遠くまで行きたいですねと。

こういう風に、これからのプロジェクトを語る岡島さんの夢は、まさに宇宙規模!

近い将来、お誕生日のプレゼントが流れ星!なんてこともありうるのかもしれませんね。

まとめと感想

ここでは、人工的に流れ星を作ろうとする会社『株式会社ALE』と岡島礼奈さんについてまとめてみました。

この記事を書いたのは2016年でテレビで岡島さんとそのプロジェクトを知ったからです。

この記事をちょっと手直ししている現在は2019年1月。

岡島さんが当初目標にされていた2018年を超えています。

そして昨年は火星や木星や土星といった惑星たちが地球に大接近して、岡島さんのプロジェクトを見に来ているような天体観測が楽しい1年になりました。

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