出羽島(でばじま)は徳島県海部郡牟岐町(むぎちょう)にある人口70名の小さな島で、車もないほど。
現在、空き家(古民家)再生のスペシャリスト、坂東幸輔(ばんどうけいすけ)氏がこの出羽島での空き家再生をてがけていらっしゃるとのことで、出羽島(でばじま)について調べてみました。

出羽島とは?
出羽島とは、徳島県の南東に位置する牟岐町の沖約3kmに浮かぶ人口70名ほどの有人島です。
国税庁者によると、
- 平成7年の人口は188人
- 平成12年には155人
- 平成17年には121人
- そして現在は70名ほどに減ってしまっています。
島の面積は0.65km2、一周しても3.1kmしかない小さな島で、驚くことに車がありません。
島の集落は小一時間も歩けば全て回れるくらい小さくて、コンパクトすぎて、車の必要がないのでしょうね。
それに潮風で車の痛みが早いことも、車がない理由の1つかもしれません。

出典:http://imagic.qee.jp/sima3/tokusima/tebajima.html
車が1台もない!?
この出羽島には、し尿汲み取り車1台を除いて、車が1台もありません。
そのために、道は大人3人が横に広がれば一杯になるくらいせまいのです。
ただ、車の音がないせいで、静かでゆったりとした時間が流れています。
街や家がとっても可愛い
民家のある集落は、漁村ならではの小さないえば立ち並び、民家は古いのですが、とってもかわいいのです。少し山手になるとこういう家が。

出典:http://guide.travel.co.jp/article/10714/
海の近くでは、ミセ作りと呼ばれるつくりで、2枚の板戸が雨が降ったときには雨戸の役割を果たしてくれる構造です。
出羽島の伝統的な民家に多く用いられているミセ造り。蔀戸とベンチは閉めると雨戸になります。ミセといっても何かのお店をやっていた訳ではなく、腰掛けて休んだり漁に使う網を直したりと日常の中で縁側的に使われていたそう。 pic.twitter.com/G7uUO08STM
— 坂東幸輔@今夜10時半テレ東クロスロード (@kosukebando) 2015年8月19日
車はないけど「くるま」がある!
この島には、ガソリンで走る車はありませんが「くるま」と呼ばれているものがあります。
それがこちらの写真で、台車のようなものです。ネコ車とも呼ばれるこの台車のことを、島の人は「くるま」と呼んで、荷物を運ぶときに使っているそうです。

出典:http://guide.travel.co.jp/article/10714/
ハイキングコースがあります!

出典:http://guide.travel.co.jp/article/10714/
島の北部は立派なハイキングコースになっていて、東回りでも西回りでも、ぐるっと島を一周できてしまいます。
そのハイキングコースの途中には、灯台や小さな畑、廃校となってしまった小学校や、国指定天然記念物の生きた化石と呼ばれる1億4千万年前に繁殖した植物・シラタマモが自生する大池もあるそうです。
4月から3ケ月あまりが見頃で、世界でも4地域にしか分布していない貴重な植物で、日本でシラタマモが見られるのはこの場所だけだそう。
こちらがシラタマモ。すごく可愛いです!

出典:http://soratoumi2.sblo.jp/article/65278692.html
まとめと感想
日帰りも出来るそうで、なんとなく「ジブリの島」と呼びたくなってしまいます。
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