北海道・札幌のミシュラン一つ星「ル・ミュゼ」のオーナーシェフ、石井誠さんが4/2日のクロスロードの主人公。

出典:http://www.tv-tokyo.co.jp/crossroad/
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「ル・ミュゼ」とは美術館という意味で、その名のとおり「北海道の自然」をテーマに作る石井誠さんの料理は、まるで美術品のようで食べるのがもったいないほど美しい!
でも、食べないと、もっと、もったいない!
デザートでしょうか?
ラベンダーがあしらわれていて、北海道だときっと5月ごろですね。
出典:http://www.musee-co.com/
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見た目だけでなく味も美味しいと評判を呼び、道外からのお客も増え、順調だったお店の経営。
ところが石井さんは、は開店10周年を節目に、今までの料理スタッフを2015年の年末で手放し、たった1人で厨房に立つ事を決断なさいます。
4月2日のクロスロードでは、再出発するミシュランシェフ石井誠さんの挑戦を追ったドキュメンタリーです。
まず石井誠さんのプロフィールから。

石井誠さんプロフィールと経歴

名前:石井 誠(いしいまこと)
生年月日: 1973年9月14日生 岩見沢出身。
宮島学園北海道調理師専門学校卒業
19歳:札幌プリンスホテルに入社。
22歳:単身渡欧し、フランス、イタリア、スペインに訪れる。
24歳:1998年、レストラン エノテカ札幌のシェフに就任。
28歳:2002年札幌中央区にル・フェスタン・デュ・ノールをオープン(エノテカ)
31歳:2005年に独立し、ル・ミュゼをオープン。
(株)ミュゼを設立し、代表として経営者としても多岐に渡り活動をする。
37歳:2011年、ル・ミュゼは全面改装をし、それまでの3倍規模に拡張。
また、2階にはキッチンを装備した個室で、新たなブランド【イデア】も立ち上げる。
38歳:2012年、ミシュラン北海道2012年で一ッ星を獲得。
2013年、2014年、2015年 101 Best Restaurants in Asia に選ばれる。
石井誠さんの料理観は、一貫して北海道の土地を表現すること。
生態系自然観をテーマにし、創造的な料理を日々創り続けている。

石井誠さんの料理観とコンセプト

石井さんは、生態系自然観をテーマにし、一貫して北海道の土地を表現することをポリシーに美しいお料理を日々創り続けていらっしゃいます。
そしてお店「ル・ミュゼ」コンセプトは食とアートの共存
こちらは食用のナスタチウム?ハーブのディル?菜の花のような黄色いお花の蕾も。本当に美しい。

出典:http://www.musee-co.com/
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「北海道の自然とそこで生まれた食材をモチーフに多彩な表現力で風景を描く。
海、森、畑、砂浜、流木、小枝、紅葉、枯れ葉、流氷、雪解け、朝露、降り積もった雪、氷付いた湖面など、
北海道のありふれた自然を料理というフィルターを通し、皿の上に再現されたものは、自然の持つ繊細さが活かされた透明感のある料理。
何処までも自然であり純粋な味わいを重ねた料理です。
店名である「ル・ミュゼ」=美術館は、アート(料理)を表現する空間を意味しており、そのアートとは、まさに自然そのもの。
「そこで生き、生きるための表現、存在自体がアート」と。
そして、石井誠さんの考える生態系自然観について、ブログの中に書かれていました。

石井誠さんの考える生態系自然観とは?

以下、石井さんのブログより出典:生態系自然観 
この世には、役割というものが、
それぞれに割り当てられているらしい・・・。
・・
自然界には、5つの【界】が存在し、
それぞれに明確な役割が与えられている。
動物界、植物界、菌界、原生生物界、モネラ界。
一般的にこれが、五界説と言われているものだ。
・・
植物は、生産者だ。
光合成により、無機物(二酸化炭素と水)から有機物を合成する。
つまり、光エネルギーは光合成によって有機物のエネルギーに変換されたことになる。
動物は、それらを取り込む消費者だ。
われわれヒトは、その中に属する。
動物たちは、やがて死を迎える。
それをまた無機物に戻す役割を果たすのが、分解者である菌類である。
生産者→消費者→分解者。
これらの役割の違いで、生態系が循環している。
こうした生物の割り当てられた【役割】を僕はいつも眺めている。
【生態系自然観】
この言葉が好きだ。
自然の中には、絶対に乱れることのない、
【秩序】が存在している。
役割を果たさないものなどいない。
それぞれが、ミッションを全うする。
それぞれが、自分の役割を遂行し、
確実に仕事をこなすことで、
生命は循環している。
当たり前に行われている、
この循環を僕は、いつも【神秘】だと思って眺めている。
僕の人生観は、そこにある。
だから、いつも自分の役割について考える。
生物としての自分の役割。
家での自分の役割。
社会での自分の役割。
会社での自分の役割。
業界での自分の役割。
日本においての北海道の役割。
世界においての日本の役割。
自分が関わるもの、所属する集団。
全てにおいて、役割があるはずだ。
自分が生かされている以上、
その役割を感じて、役目を果たすことが生きることだと思っている。
そのためにも、僕は自然を深く知る必要がある。
自己を探求する為に、
僕は、自然の中で生きている。
ほんの小さな庭程度の林の中でも、
自然を知る上で、十分すぎるほどの営みが存在する。
・・・
何も生まないものなど無いと思う。
どんな人にも、役目があり、
何かの役に立っている。
ただ、ヒトは愚かなので、
役割を間違える生物だ・・・
時折、無意味なことをする。
マイナスしか生まないようなことをする稀な生物だ。
戦争や核兵器の開発がソレだ。
今日は、終戦記念日。
あれから、70年。
無駄な時間とエネルギーを未だに費やしている。
そんなやつらは、とっとと菌類に分解されて、
無機物に変換されたほうが、よっぽと役に立つ。
水と空気に変換されるべきだ。
・・・
戦後70年。
唯一の被爆国である日本。
日本人である我々が、
未来に何を残せるだろうか?
生態系自然観の中から、
僕は、考えたいと思っている。

続いて、こんなステキなコンセプトをもつLe musee(ル・ミュゼ)のお店情報です。

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Le musee(ル・ミュゼ)

出典:http://www.sal-mei.com/archives/253
出典:http://www.sal-mei.com/archives/253

  • 住 所:北海道札幌市中央区宮の森1条14-3-20
  • 電 話:011 640 6955
  • Mail:mail@musee-co.com
  • 営 業:12:00~14:30(L.O.13:00)/ 18:00~22:00(L.O.20:00)
  • 定休日:毎週月曜日

*2016年4月1日より ランチコースは5000円(税・サ別)のみとなります。
*ディナーは16,200 JPY

出典: http://www.musee-co.com/
出典: http://www.musee-co.com/

 まとめと感想

石井誠さんのお店「ル・ミュゼ」のホームページには沢山のお料理がギャラリー風に紹介されています。
それをみているだけで、時間を忘れてしまうくらい贅沢な気分を味わうことができます。
私たちの五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)から入ってくる情報は、自律神経を経由して簡単に気分を高めもするし落ち込みもさせる大事な感覚器。
自分を取り巻く環境がどんなに騒がしくて悲観的だと思えたとしても、心が自由で豊かであることは誰にも邪魔されることのない大切な領域。
石井誠さんの生態系自然観に触れることによって、私の中の領域にまた1つ、豊かで贅沢なものを流し込むことができました。
オフィシャルサイト ⇒ Le musee(ル・ミュゼ)

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