10月りゅう座流星群別名「ジャコビニ流星群(Giacobinids)」が、2017年10月8日に極大(ピーク)を迎えます。
ところが、今年2017年は月齢との兼ね合いで、1月のしぶんぎ座流星群以来、流れ星の観測条件は悪く、この10月りゅう座流星群も月明かりが一晩中あり悪条件です。
ただ、みえる見えないに関係なく、流れ星というだけで、気になってしまうので、条件は悪いといいつつ、10月りゅう座流星群についてピーク時間や方角方向についてまとめてみました。
10月りゅう座流星群について
10月りゅうざ流星群はまだ歴史も浅く、あまり名前も知られていません。
日本では1998年に、ヨーロッパでは2011年に多くの流星を観測することができたのですが、母彗星の周期が6.6年なので、軌道の関係上13年毎に好条件となる流星です。
昨年は比較的条件の良い年だったのですが、今年はよくありません。
10月りゅう座流星群は、速度が遅くフワッとした流星の印象を受けとても印象的です。
わざわざ「10月りゅうざ流星群」と呼ぶには理由があって、りゅうざに輻射点(ふくしゃてん)をもつ流星群には、1月に活発になる「しぶんぎざ流星群」というものがあります。その流星群と区別するために10月りゅうざ流星群と呼んでいます。
この流星群は、国際流星機構において「10月りゅう座流星群(学術名:Draconids)」とされ、こちらが正しい名称なのですが、母天体の名前をとって「ジャコビニ流星群(Giacobinids)」とも呼ばれています。
見ごろのピーク日時はいつ?
10月りゅう座流星群の活動期間は、毎年10月6日~10月10日ごろまでと活動期間も短いです。
今年2017年の極大(ピーク)は
・10月9日(土曜日)の開け方3:00ごろ~10月9日の明け方くらいまで。
とはいっても、もともとの出現数が少なく、1時間に数個程度しか出現しないことに合わせて、10月の月齢で見てみるとわかるように、満月後で月が大きく明るい状態です。
この大きさの月だと、残念ながら月明かりに負けてしまうのです。
観測できる方角方向は?
流星群なので方向は基本的にあまり気にする必要はなく、真上を眺めておくことが鉄則です。
ただ、今回の10月りゅう座流星群に関しては、りゅう座の見える方向の、北西から北の方角に注目してみてください。
ちなみに、来年2018年の見頃は10月9日の朝の9時。
新月で月明かりを条件的には悪くはないのですが、極大時刻が朝の9:00と太陽が上がってからの時間になってしまっているので、観測はかなり厳しそうです。
ただ、今年は同じ10月の流れ星「オリオン座流星群」が最高な条件で観測できそうです。
まとめ
ここでは、10月りゅうざ座流星群について、ピーク時間や方角方向についてまとめてみました。
今年のりゅう座流星群の条件は悪いのですが、
- 見頃のピークは、10月9日(土曜日)の開け方3:00ごろ~10月9日の明け方くらいまで。
- 見る方向方角は北西から北の方角よりの真上に注目
夜は冷えるといっても、まだまだ10月。
10月にはこの跡にひかえているオリオン座流星群が最高の条件で観測できそうです。
オリオン座流星群は、今年を逃すと2025年まで好条件での観測は難しいので、是非狙ってみてくださいね。
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