福岡の初詣に絶対オススメなのが、東区にある『志賀海神社』です。

福岡市東区に浮かぶ志賀島(しかのしま)にある、「龍の都」「海神の総本社」と言われている神社です。

志賀島には何度も行ったことがあるのですが、この志賀海神社は初めて。

大きな神社ではないのですが、物凄く気持ちの良いスポットです。
ここでは、志賀海神社を訪れたときのことを、備忘録としてまとめています。

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志賀海神社は、敷地に足を踏み入れたら、一気に空気が変わります。

志賀島は、金印の見つかった場所としても有名で、また、日本の歴史に度々登場する場所で、万葉集のなかに二十首もの歌が納められているようです。

そしてこの神社の入り口にも、一首ありました。

山ノ神
敷地に入ってすぐ左に、関所のように山の神さまの鳥居が鎮座しています。

志賀島という福岡・博多湾の入り口でもある要所に住み、邪馬台国の卑弥呼時代よりも更に古い時代に、陸との交易や漁労を生業として、列島や大陸を船で行き交った阿曇族という海人族がいました。

優れた船舶技術を駆使して列島各地を渡り、全国に30か所ほど残る「しか・あづみ」の地名はその足跡を示していると言われています。「安曇、あずみ」と表記する地域もあり、代表例は長野県安曇野市です。

海なのになぜ山の神さま?と思っていたのですが、古代の人々は、山を育めば、その養分が川に流れ、海に注ぎ豊かな海の恵みをもたらすという自然の摂理を知っており、今でも、山誉め祭として、年に2回春と秋に行われているようです。

このお祭りでは、

「きみがよは ちよにやちよに さざれいしの いわおとなりて こけのむすまで」

という言葉を含む神楽歌が口上されます。

真偽は定かではありませんが、国歌「君が代」の起源とする説もあるようです。

そして、ここでは、空のお財布を供えると財が貯まると言われているらしく、まだまだ新しいお財布がいくつか供えられていました。

そしてこの大きな御神木。

ずっとこの地で、移り変わる時代にゆるぐことなく、この志賀海神社と志賀島を、そして出兵した者の安全と帰還を見守りつづけていたのでしょうね。

志賀海神社の御神木

神社の奥の敷地に数段登った不思議ゾーンのようなところがあり、そこはまた格段に気が良くなっています。

左右を大木に囲まれて、日はそれほど差し込まないのですが、広場のようなスペースがある場所で、森林浴効果抜群で、毎日ここにきていたら、不治の病も治るんじゃないかと思えるような場所でした。

志賀海神社05
そこで、樹木の剪定をしていらっしゃった地元の方から、万葉集の歌の意味を教えてもらって、私たちよりもずっとずっと以前に、この地に立って想いをめぐらせていた人がいたことを思うと、涙が出てきそうでした。
志賀海神社から

神社を一巡りして、階段を下りて敷地をでると、一気に空気が変わって世間に戻ってきた感覚になります。

民家のある人々の日常の場所は、やっぱり現実の世界なんだな、と。

志賀島をぐるりと取り囲む海の海水は、この時期はまだ冷たくはなかったけれど、夏の海水浴で賑わう時期とは違う少し険しい波の表情も手伝って、ひと時の非日常を愉しんだのでした。

20151125志賀島
初詣にお参りしたい神社は色々あるけれど、2018年の初詣に、「龍の都」「海神の総本社」と言われる志賀海神社は是非オススメです。

・志賀海神社の公式HPは ⇒ こちら
・住所:福岡県福岡市東区志賀島877

 

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