クリスマスの魔よけのオレンジポマンダーをベニシアさんに学ぶ

好きなこと色々

クリスマスの時期は、いろんなハーブで演出したり、楽しんだり、お料理にも沢山のハーブを使ったりとハーブ好きにはとても楽しい季節です
そしてこのオレンジとクローブやシナモンで作るポマンダーは、かつて、クリスツリーのオーナメントとして使われたとともに、魔除けのお守りとして使われていたことでも有名です。
大原で暮らすベニシアさんの「猫のしっぽ カエルの手」でもクリスマス時期になると度々テレビ番組でも紹介されています。

オレンジで作るポマンダーは、クリスマス時期にはツリーに飾るオーナメントとして、また魔よけのお守りとして、登場します。
この写真は、冬至に使われる小ぶりの柚子に、クローブを刺して作ったものなので、正確には柚子ポマンダーです。
アロマやハーブに親しんでくると、この時期は色んなところで、ハーブを使ったリース作りや、オレンジやレモン、柚子などの柑橘類をつかったポマンダー作りが行われるのですが、作ってみる前まで、このポマンダー作りの何が楽しいんだろう?と不思議に感じていたのでした。
ここでは、そんなオレンジポマンダーについて、作り方や楽しみ方、また歴史についても触れていきたいと思います。

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作る楽しみよりも香りに癒されるポマンダー

このポマンダーを作る時、オレンジやレモンにクローブ(丁子)というスパイスを刺していくのですが、刺していく工程はとっても単調です。
ところが、クローブを刺すたびに広がる香りは、想像以上の幸せ感と贅沢感を味わえるのです。
ベニシアさんはレモンでつくったりもされますが、香りは、レモンよりも甘い香りをもつオレンジの方が断然良くて、柚子やかぼすなど柑橘系の果物であればなんでもOKです。
アロマオイル=精油には、スイートオレンジといって、オレンジの皮から抽出されるものがあり、他のレモンやグレープフルーツなど、柑橘系のものから抽出される精油(アロマオイル)は、果実からではなく、果皮を圧搾して採られるのです。
それは皮の部分に、香りを閉じ込めた細胞があるからです。
ミカンを剥くときに、黄色いしぶきが手にかかって、手からとっても良いミカンの香りがするでしょう?
あれが、精油(アロマオイル)の基です。
オレンジやレモンににクローブを刺していく時、皮の中の香りの細胞壁が壊れて、香りが広がっていくのです。
苦くて、薬のような香りを持つクローブ(丁子)と交じり合って、時間の概念がなくなってしまうほど癒されるます。
小さな柚子やかぼすでも、皮全体に刺していくのには、思った以上に時間もかかるのですが、写真で見るだけではわからない、香りのパワーに触れることができるのでした。
あちこちでワークショップとして開催される、オレンジポマンダー作りの楽しさの秘密は香りある!といっても過言ではないくらいです。

ポマンダーの歴史

ポマンダーの歴史は古く、中世のヨーロッパでキリスト教を中心とする時代にさかのぼります。
修道院内で薬草が栽培され、僧院医学(修道院医学)と呼ばれていた時代。
そのときに、当時のヨーロッパの社会を揺るがしたものにペスト(黒死病)の流行があります。
この頃は、今のように科学的に合成されたお薬がない時代でしたので、その対策の1つとして、街頭で行われたのが殺菌効果の強いハーブやスパイス、樹木や樹脂による燻蒸(くんじょう)といって、煙で病原菌をやっつけるイメージで、街中が巨大蚊取り線香に包まれるイメージかもしれません。
その時に、ペストから身を守るために、オレンジにクローブを刺したものを身につけることで、魔よけのための香りのお守りにしていたのがオレンジポマンダーなのです。

 

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その理由は、クローブは、釘や丁という字に似ていることから、丁子(ちょうじ)と呼ばれていて、強い殺菌・防腐作用があるからです
また、弱い麻酔・鎮痛作用もあり、歯痛の鎮痛剤として使われますから、歯医者さんのニオイがします(笑)。
癖が強いので、肉の臭み取りに、粉末を少し使ったりもするのですが、緊急の歯痛につかえるので、常備しておくととっても便利です。
*歯痛の時の使い方は、虫歯で穴が開いているならそこに少し詰めたり、痛んでいる歯で噛むとしびれて痛みが麻痺します。
ただこの方法は、応急処置なので、自己責任でやってくださいね。そして早急に歯医者さんにもいきましょう。

ポマンダーの作り方はとっても簡単!

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ポマンダーの作り方はとっても簡単です。

【材料】

・オレンジやレモン
・クローブ(丁子)-柑橘類の大きさによりますが、30~50g程度
・シナモンパウダー-大さじ1杯程度

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【作り方】

  1. オレンジやレモンのリボンをかける部分にマスキングテープなどを張ります。
  2. マスキングテープ以外のところに竹串で穴を開け、クローブを差していきます。*オレンジ類は乾燥させると縮んでしまうため、クローブは3~5mm感覚程度で差してください。
  3. 差し終わったら、テープをはがし、シナモンをビニール袋に入れて、差し終わったミカン類を転がしながらまぶしていきます。
  4. 袋の中で1日おき、粉が落着いたら、台所用の生ゴミネットなどに入れて風通しの良いところで乾かします。
  5. 2~3週間くらいで硬くなったらネットから出してテープを張っていた箇所(クローブ)が刺されていないところにリボンをかけてできあがりです。

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まとめと感想

ミカンって、意外とカビが生えやすいでしょう?
ところが、クローブをびっしり刺しておくと、カビは全く生えずに、カラカラに乾燥して出来上がります。
温州みかんは皮が柔らかすぎてどうかな?と思うのですが、オレンジやレモンの他、柚子やカボス、スダチなど、小さな柑橘系で簡単に作れます。
温州みかんでも、クローブをしっかり刺しておけば、カビも生えずに出来上がります!
香りはどんどん薄れていきますが、それでも4、5年は、オレンジとクローブとシナモンの香りが愉しめます。
大人の楽しみだけじゃなく、小さな子供さんと一緒に、刺していくのもすごく楽しいものですよ。

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