吉田翔(重度の難聴)医師の経歴やデフバレーについて!勤務先の病院もチェック
引用:http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/298594

吉田翔医師は、重度の難聴というハンディを抱えながら医師国家試験に合格、現在は佐賀県の総合病院に研修医として働いていらっしゃいます。
その、吉田医師が9月3日のろうを生きるの主人公。

実は吉田翔医師は、医者の他にも輝かしいスポーツ選手の肩書きもお持ちです。
確かに胸元ががっちりなさっていますからね。

ここでは、重度の難聴を乗り越えた吉田翔医師の経歴や勤務する佐賀の病院について、そして中学から続けているスポーツ(デフバレー)についてまとめています。

Sponsored Links

吉田翔医師の病気について

引用:http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/298594

吉田医師は、「先天性両耳性難聴」で、難聴では最も重い2級の障害者手帳が交付されています。
補聴器からの音声と、話者の口の動きを見て内容を理解していますが、「早口だと聴き取りにくく、頭の中で言葉を変換できないときもある」そうです。

医師を目指したきっかけは?

吉田医師は、最初から意思を目指していたわけではありません。

当初は、佐賀西高から九州大医学部保健学科に進学し、検査技師を目指していました。

医者になろうと思ったきっかけは、4年次に参加した、難聴児との交流会。

その交流会では、難聴児の保護者から

  • 「どうすれば話せるようになるのか?」
  • 「育て方、関わり方を教えてほしい」

と質問攻めにあうのですが、子どもたちの力になれたらと思ったけれど、経験談しか伝えられなかったそうです。

この時に、「医学的な知識があれば、もっと説得力のある説明ができただろうに」と、痛感したことが医師を目指したきっかけです。

医師になろうと一念発起してから、2浪の末に佐賀大医学部へ入学。

ただ、入学してからも臨床現場での実習などでは、苦心する場面も少なくなかったそうです。

学術的な専門用語が飛び交う会議の内容が、思うように聴き取れないのです。

やり取りをその場でパソコンに入力してもらうケースもあったそうですが、話を正確に理解できないままだったり、聞き間違えて診断を下したりしたら、医療事故など重大な結果になりかねません。

とにかく不安を拭うように、慎重な対応を心掛けたそうです。

吉田医師が、現在、研修医として働いていらっしゃる病院は、国立病院機構佐賀病院です。

国立病院機構佐賀病院の場所やアクセス方法は?

2016年4月からの研修先は、国立病院機構佐賀病院(佐賀市)

この病院では、発言の音声を即時に文字に変換して画面に表示するソフトを準備してくれたたそうです。

また、「生命線」になる話者の口の動きを確実に見極めるため、医師らと話す際はいったんマスクを外してもらう配慮も依頼したそうです。

【国立病院機構佐賀病院】
・住所:佐賀市日の出1丁目20-1
・TEL:0952-30-7141
・FAX:0952-30-1866
【外来の受付時間】
・受付時間:8:30~11:30(整形外科のみ8:30~11:00)
*初診の場合は紹介状が必要です(ない場合でも診察は可能)
詳細は病院のHPをご参照ください ⇒ http://www.saga-hosp.jp/
【アクセス】
・JR「佐賀駅」下車:徒歩20分
・バス(市営バス・昭和バス)は「市文化会館前」下車:徒歩1分
・高速バス「総合体育館前」下車:徒歩3分
・長崎自動車道路「佐賀大和IC」より車で10分

デフバレーと吉田翔医師

実は、吉田翔医師は、中学時代からバレーボールを続けていらっしゃり、進学した佐賀西高、九州大学でもバレー部に所属。

医師を目指して改めて入学した佐賀大医学部でも続けていらっしゃいました。

その活動が、昨年(2015年)に、デフバレー全日本男子チームの監督の目にとまり、合宿に参加。

そして今年4月29~5月5日に行われた強化合宿で日本代表の座を掴んで、7月6日からアメリカのワシントンDCで開かれた第3回世界選手権大会にアタッカーとして出場なさっています。

引用:http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10104/330234

デフバレーとは、デフ=聴覚障害者によるバレーボールのこと。

チームメイトの声、審判の笛の音、ボールをはじく音などが聞こえない状態でプレーをします。

一般社団法人日本デフバレーボール協会が主催するものとして、デフカップやビーチカップがあります。

また、最高峰の国際大会としてはデフリンピックというものもあるそうで、7月に行われたのが、第3回の世界選手権大会です。

インドアは6人制、ビーチバレーは2人制で行われ、それぞれコートや用具、競技形式など一般のバレーボールのルールと同じだそうです。(ネットの高さ:男子2.43m、女子2.24m)

まとめと感想

ここでは、重度の難聴というハンディを抱えながら医師国家試験に合格した、吉田翔医師の経歴や勤務する佐賀の病院について、そして中学から続けているスポーツ(デフバレー)についてまとめています。

吉田翔医師は、例え障害を持っていたとしても根人生をネガティブに捉えるのではなく、健全者と同じように、またはそれ以上に活躍できる場所があることを、ご自身の経験から伝えていらっしゃいます。

吉田医師は、将来は耳鼻科医か小児科医になるのが目標だそうです。

「聞こえないと話し方が分からない。人の輪に入れず、引きこもりの原因になる可能性もある。こうした『負の連鎖』に陥らないように、聞こえづらさに早めに気付き、話せるようになる教育につなげたい」と語っています。

パラリンピックは、身体に障害を持つ方の世界選手権ですが、デフバレーというスポーツがあることをはじめて知りました。

こういった国際選手権も、もっと世界中に広がっていけばよいな、とおもいます。

人気ブログランキングにも参加しています。よろしければ応援よろしくお願いします!


人気ブログランキング

 

Sponsored Links
ピックアップ関連コンテンツ
コメントを残す