八日目の蝉(ようかめのせみ)撮影場所はどこ?映画と原作の違いもチェック

角田光代さん原作の映画八日目の蝉』(ようかめのせみ)。

「どしゃぶりの雨の中で起きた誘拐事件。

犯人は父の愛人。連れ去られたのは、私。私はその人を、本当の「母」だと信じて生きてきた。」というキャッチフレーズが衝撃的です。

この映画の撮影場所は香川県の小豆島(しょうどしま)がメインですが、小林聡美主演のBSドラマ「山のトムん」で、美しい風景が写し出された長野県の諏訪町も撮影場所「(ロケ地)にあるんですよ。

映画版はアカデミー賞を受賞したことでも話題になりました。

映画とドラマでは撮影場所が異なっているようなので、ここでは永作博美さん、井上真央さん出演の映画の撮影場所について調べてみました。

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八日目の蝉の主な撮影場所

八日目の蝉の主な撮影場所(ロケ地)は小豆島町土庄町(とのしょうちょう)です。

小豆島町(しょうどしまちょう)は、香川県小豆郡に属する町で、 2006年(平成18年)3月21日に小豆郡の池田町(いけだちょう)、内海町(うちのみちょう)が合併して誕生した町。

オリーブオイルが有名ですね♪

土庄町(とのしょうちょう)は、香川県小豆郡に属する町で、ギネス世界記録に認定された世界で一番狭い土渕海峡(どきょううかいきょう)のある町です。

引用:http://shodoshima.or.jp/?p=747

 

伝統行事「虫送り」の舞台

ストーリー展開の鍵になる伝統行事「虫送り」が幻想的に描かれている場所は、島のほぼ中央に位置する中山地区。

室町時代から江戸時代にかけて造られたと言われる棚田は「日本の棚田百選」に選ばれています。

標高150~250mの山肌沿いに、大小733枚の田が連なる様はまさに圧巻です。

住所:小豆郡小豆島町中山

重岩(かさねいわ)

小豆島に数多く残る石切丁場跡の一つ、小瀬の丁場でひときわ存在感のある巨大な石「重岩(かさねいわ)」は、映画版のエンドロールに映し出されます。

どんな経緯でここに座するようになったかは未だ謎のままですが、小瀬石鎚神社のご神体として祭られ、大切にされています。

住所:小豆郡土庄町甲

寒霞渓(かんかけい)

香川県の小豆島にある渓谷。国指定の名勝のひとつ。
住所:小豆郡小豆島町神懸通

「金丸座」を模して造られた芝居小屋

希和子と薫が芝居見物をした中山農村歌舞伎舞台は、中山春日神社の境内にあります。

地元の人々や子どもたちによる農村歌舞伎は、毎年秋に上演され、大勢の観客でにぎわいます。

住所:小豆郡小豆島町中山1487

エンジェルホーム

希和子(永作博美)が不倫相手の子(薫)と逃げ込んだ、事情を抱えた女性だけが暮らす施設『エンジェルホーム』。

このシーンの撮影が行われたのが、長野県諏訪市の木造校舎の旧南中学校(現在は廃校になっています)。

http://save-nanchu.jimdo.com/

ここでのロケは、ロケの時期に野菜を収穫できるよう学校の敷地内に本物の畑を耕し、準備は8月中旬から、地元の方にも協力頂き行われたそうです。

自給自足している女性たちの施設を表現するため、美術さんによる作り物ではなく、実際の畑を作り、ニワトリやヤギも現地で用意するなど細部にまで監督がこだわったほど。

同じくこのあたりで撮影が行われた「山のトムさん」でもヤギや鶏がドラマのために飼育されていましたね。

諏訪圏フルコミッション⇒http://www.suwafc.com/

「二十四の瞳映画村」

ここでは、通年にわたって「八日目の蝉 小豆島展」が催されています。
「八日目の蝉 小豆島展」(通年)
9:00~17:00(但し、11月のみ8:30~)
二十四の瞳映画村 キネマの庵
香川県小豆島町田浦
入館料無料(※映画村入村料に含まれます。)
主催 一般財団法人岬の分教場保存会
協力 2011映画「八日目の蝉」製作委員会
http://24hitomi.or.jp/index.html
小豆島町長の「八日目の蝉」というブログがあるのですが、間違ってか意図してか未来記事になってます(笑)。
小豆島町長の「八日目の蝉」記

原作と映画は内容が若干違っています。

時代背景などもあるのでしょうが、原作と映画は若干内容がちがっているようです。

描かれない話

最初の逃亡先、名古屋で匿ってくれた中村とみ子との交流。
一人っ子との設定。

恵理菜の妹、真理菜の存在は無しにされている。

誘拐時、希和子の放火未遂容疑もしくは出火過失の有無。

小豆島に逃亡した当初、ラブホテルでの住み込み勤務。

小豆島で、実質的にお見合いした役場の職員、大木戸一(はじめ)との交流。

物語の終盤、新岡山港における希和子と恵理菜の互いの相手を認識しないすれ違い。

設定の変更

恵理菜と千草が再訪した時点のエンジェルホームは運営されているが、映画では廃虚化。

原作では恵理菜と千草が小豆島に渡った直後で終わるが、映画では実際に島を巡り過去を辿る。

八日目の蝉 (中公文庫)

美しい風景をイメージしながら、本を読むのもまた、映画を見るのとは違った楽しみがありますね。
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