リオパラリンピックでは、様々な障害を持つ選手の活躍に、ただただ心を打たれてしまうのですが、両腕のないエジプトのイブラヒム・ハマト選手(両腕のない卓球選手)のプレーのすごさと感動が話題になっています。
日本での、地上波での放送は日本人選手に限られているので、他国の選手のプレーをリアルタイムで見ることは難しいのですが、「ラケットは手で握ってプレーするもの」という概念を根底から覆してくれた選手です。
今回のリオパラリンピックでは1次リーグで敗退となってしまいましたが、勝敗以上の衝撃と感動を受けた方は私だけではなかったようです。
ここではイブラヒム・ハマト選手のプロフィールと、これまでの試合の動画をまとめてみました。
なんと、イブラヒム・ハマト選手は来日経験もあり、日本選手との試合経験もおありでした!
イブラヒム・ハマト選手プロフィール
・名前:イブラヒム・ハマト(Ibrahim Hamadtou)
・生年月日:1973年7月1日(43歳)
・出身:エジプト東部(Kafe Sand)
*既婚者(3児の父親)
彼は10歳の時に列車事故で一命は取り留めますが、両腕をなくしてしまいました。
卓球が好きだった、イブラヒム・ハマト選手は自己から3年後、再び好きだった卓球を始めます。
最初はラケットを脇ではさんでやってみますがうまくいかなくて、このスタイルに行き着くまでにも相当な苦労があったそうです。
試行錯誤の末に、口にラケットを加えてプレイする方法にたどりつき、それが今回のリオパラリンピックで彼が私たちに感動を与えてくれたプレーです。
まずは、最新のリオパラリンピック2016のドイツ戦からどうぞ。
イブラヒム・ハマト選手のプレーは、腕が無くラケットを口にくわえていることを忘れさせる切れのあるスマッシュやラリーなど、当然素人では太刀打ちできないレベル。
次に、今年2016年3月6日にマレーシアで行われたエキシビジョン。
このときは、日本の平野美宇選手と試合をしています。
来日したのはいつ?
2014年の「JA全農2014世界卓球団体選手権東京大会」に、イブラヒム・ハマト選手はスペシャルゲストとして東京に招待されています。
この大会は、世界卓球選手権は国際卓球 連盟(ITTF)が主催する最も権威のある卓球の国際大会で、この東京大会には125の国と地域が参加し代表選手による団体戦が繰り広げられました。
水谷隼選手や前チャンピオンで中国の王皓選手、馬龍選手などのTOPプレイヤーたちとのラリーでもでも、みな口々に「素晴らしかった、信じられない」と彼に称賛の声を送っています。
そのときの動画はこちら。
このときのイブラヒム・ハマト選手の言葉もまた、感動的だったとし話題になっていました。
「私の人生で大切なものが二つある」と、
一つは「私のすべてである妻」、もう一つは「卓球」だと。
そして、「がんばりさえすれば、不可能なことは何もない」それを皆さんにお見せしたいと。
まとめと感想
パラリンピックは、オリンピックといっても派手なイメージではないのかもしれません。
ただ、「がんばりさえすれば、不可能なことは何もない」それを皆さんにお見せしたいと語るイブラヒム・ハマト選手のプレーをみる私たちひとりひとりがが、それぞれになにか感じるものがあれば勝敗なんか関係ないのかもしれませんね。
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クリマラ