山内奏人(15歳の天才IT少年)の経歴や親子関係・今後の野望は?【仕事の流儀】

15歳の天才プログラマー山内奏人(やまうちそうと)さんがプロフェッショナル仕事の流儀の主人公。

ここでは、まだ中学生だった14歳にして、既にベンチャー企業に参画した山内奏人(やまうちそうと)さんがITにはまったきっかけや、ご両親との関係、そして今後の野望について調べて見ました。

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プログラマーになったきっかけと経緯

引用:http://mycampus.jp/

山内奏人(やまうちそうと)さんがはじめてパソコンに触ったのは、古いパソコンをお父さんにもらった6歳の時。

当時は、ネットにはつなげるのは禁止だったそうで、エクセルやワードを使って、家族旅行のしおりや、昆虫新聞を作るパソコンの中での作業が中心でした。

そして10歳。

図書館で見ていたパソコン関係の本にプログラミングの本をみつけ、はまりにはまって現在に至るそうです。

また、中学1年生の時に、友達にプログラミングの話をしたら興味を持ってくれ、彼に教えたのをきっかけにもっと同世代にITの楽しさを知ってほしいと思って立ち上げたで“It is IT”では、ITの楽しさを広める啓蒙活動をおこなって、今までに500人以上ににプログラミングを教えてきたこともきっかけの1つです。

プログラミングの勉強を始めてから数か月した頃に、「Ruby」とうコンピューター言語を教えてくれる中高生用の講座に出会って、習うようになります。

「Ruby」とは、思い描いたものを形にする事の出来るプログラミング言語で、C言語などとは違って、直感的に書けるので負担が少なく、コードそのものに集中できるのだそうです。

山内さんは、小学校6年生の時に、目標だった「中高生Rubyプログラミングコンテスト、U-15最優秀賞」を受賞。

このコンテストは、Rubyの作者のまつもとゆきひろ氏が審査委員長を務めるもので、三鷹市などが主催しているコンテスト。

コンテストに出品した作品は、「忘れ物なくし隊」というもので、他の優秀賞は、もちろん中学2年生や3年生だったそうです。

その後、東京学芸大学付属国際中等教育学校に進学。

ここは、国際バカロレア認定校で、かなり普通の学校とは違っています。

国際バカロレアとは、世界共通の大学入試資格とそれにつながる 小・中・高校生の教育プログラムのことで、文科省は以下のように説明しています。

「国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。
この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。
IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。」
(出展:文科省)

あとは、上履きがなかったり、生徒と先生の関係もフラット(対等)だそうで、
グローバルな人材を作っていこうという校風が、山内奏人さんの考え方とぴったり合っていたそうです。

でも、そもそも、この中学校を選んだのは、上履きがなかったからだそうですよ(笑)。

中学生の時に、あるビジネスプランコンテストに優勝したことをきっかけにして、「Fin Tech」というベンチャー企業に、エンジニアとしてコミットされています。

それがきっかけで、中3のときには既に、3社とコミットしてたようです。

そして、同じく中3の時に渡米。

マイクロソフト、google、シリコンバレーなどトップ企業を視察しに行ったり、現地の学校でIT関連の授業を観察されています。

今回の渡米の目的は2つあって、1つはトップ企業の最先端の開発現場や考え方を見せて頂くこと、もう1つがアメリカの学校でのITの導入の様子を見学することでした。ラックとマイクロソフトの方に手配して頂き、合計4校の見学に行きました。アメリカの学校ってテクノロジーの導入がすごいんですよ。産学連携が進んでいて、1人1台Surfaceが用意されていて授業には使用が必須になっている学校もありました。ICTを活用した反転授業を行なっていつ学校もあり、驚かされました。
*反転授業とは、従来のように生徒が受身で講義を受けるのではなく、講義を受けることは宿題となりウェブなどで説明動画を事前に見て知識を得ておく。授業の現場では動画で得た知識を応用して議論したり問題を解いていく授業の方式。

そんな山内さんのお小遣いは、月に2,000円だけ。

お父さんからはじめにもらったパソコン以外には、ご両親からはなにも買ってもらっていないそうで、お小遣いや大会に出た時の副賞をいろんなものに使っているそうです。

中2の時には、軽井沢の全寮制インターナショナルスクール「ISAKサマースクール」に行くことを決意しますが、その費用、約40万円は、クラウドファンディングを通じて集めました。

クラウドファンディングとは、クリエイターや起業家が製品・サービスの開発、もしくはアイデアの実現などの「ある目的」のために、インターネットを通じて不特定多数の人から資金の出資や協力を募ることをいいます。

その時の、山内奏人さんの想いはこちらです。

「世界に続くドア」を開けるチャンスを下さい
将来は、IT企業を立ち上げ、社会の役に立つシステムを開発するのが僕の夢です。そのためには、日本の中だけでなく、世界中で起こっていることを幅広く学ぶことが必要と考え、中学入学を機に、英語も本格的に勉強を開始しました。
また、中学ではプログラミングの楽しさや便利さを友達に紹介し、その仲間達と「It is IT」という団体を設立しました。プログラミングワークショップ開催、プログラミングを利用した学びを考えるイベント参加、プログラミングを通してのボランティア活動など、積極的に活動しています。(出展:moonshot)

英語もとても流暢です。

こんな天才物のプログラマー山内さんとご両親の関係について、山内さんが考えるご両親との関係のインタビュー記事がありました。

ご両親との関係は?

編集部:親子関係についてはどうでしょうか?
そうとくん:親子関係も、基本的には自由が良いと思います。自由というよりは「自治」ですかね。子どもが自分でやったことには、自分で責任をとる。親は、必要なときにブレーキをかける、ぐらいの存在で良いかなと思います。
~中略~
そうとくん:僕は昔から、明日死んでも後悔しないように、一日一日を大切にして生きるようにしています。
今はまだやりたいことがたくさんあるので、死にたくないですが(笑)ですから、将来について考えるより、まず「今」やりたいことを全力でやるようにしています。やりたいことがたくさんあるので、将来のことはまだ分かりません。(出展:withnews)

最後に、孫正義さんを尊敬しているという山内さんのこれからの野望についてもインタビュー記事から抜粋します。

これからの野望・展望

渡米したときにも感じたんですが、日本って今、世界での影響力って弱いのではないかと。海外で作られたものに日本がついていくというか。それはやっぱり日本人としては悔しいですよね。僕は日本人という感覚があるからこそ、日本から世界に対して発信し、挑戦したい。そんな思いがありますね。
~中略~
少なくともITの世界では日本は完全に出遅れていると言われています。
でも、ITの分野では出遅れてしまったかもしれませんが、日本には、世界に誇れるものすごく秀でた分野があることにもアメリカで気づきました。そのうちのひとつが、おもてなしの文化や規律といった素晴らしい伝統や精神性です。そうした伝統を守ってきてくれたこれまでの先人、大人に対して感謝しながらも、これからはその良さを守り続けるだけでなく、それを武器にして日本ならではの勝負に積極的に出てみたいです。

まとめと感想

私が中学生だった頃と今とは時代が違うとはいえ、テレビ番組に夢中だった記憶しかありません。

世界を相手に、孫正義さんと肩を並べる日も、そんなに遠くないのかなと、これからのご活躍が楽しみです。

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