大矢裕子さんは、社会問題の現場を訪ねて学ぶ「スタディツアー」の企画・運営をする会社に勤める28歳。
彼女が、9月27日のU-29の主人公です。
雑誌で今の会社のことを知り、3分で転職を決意したのだそうです。
「スタディツアー」とは、社会問題の現場を訪ねて学ぶことを目的とするツアーで、現在の大矢さんは、中学・高校の修学旅行などの校外学習の企画営業をされています。
生徒さんを、環境問題や多様性共生を考えるようなスタディーツアーに連れて行き、何が課題でどうすれば解決できるのか?を、話し合ったり考えたりしながら、社会を担う当事者になるきっかけを作っていらっしゃるのです。
ここでは、大矢裕子さんのプロフィールや経歴と合わせて、転職を決意することになった雑誌について、また現在の「スタディツアー」の企画・運営をする会社についてもまとめてみました。
大矢裕子さんプロフィール
・名前:大矢裕子(おおや・ゆうこ)
・生年月日:1987年11月6日生まれ
・年齢:28歳
・最終学歴:中央大学文学部人文学科卒業
大矢さんは、中高の社会科教師の免許をお持ちで、現在の学生を対象にした「スタディツアー」は、まさに大家さんにとっての転職みたいなものかもしれません。
「スタディツアー」の会社に転職したきっかけは?
大矢さんが現在の会社に転職したきっかけは「ビッグイシュー」という販売しているいる雑誌です。
この「ビッグイシュー」はホームレスの自立を支援する雑誌で、定価350円の雑誌『ビッグイシュー日本版』をホームレスである販売者が路上で売り、180円が彼らの収入になります。
最初の10冊は無料で提供し、その売り上げ(3,500円)を元手に、以降は1冊170円で仕入れて販売する仕組みで、販売者は、現在路上で生活しているか、あるいは安定した自分の住まいを持たない人々です。
詳細は⇒ https://www.bigissue.jp/sell/system.html
大矢さんは、ビッグイシューという雑誌を、大学生の頃から街で見かけるたびに買っていたそうです。
その理由は2つ。
1つは、社会課題に対して広告的な制約を受けずに発信される情報や主張に興味があったこと。情報化社会と言われる今、様々な思惑や制約にまみれた情報のなかで、何を知り、考えていくべきかを迷っているときに、ビッグイシューに対して、社会課題の本質に触れることができるかもしれないと期待をいだいていたそうです。
2つめの理由は、その行為がそのまま明確に目の前の困ってる方の役に立てること。
どこかの団体に募金をしたりするよりも、目の前で販売している人の役に立てることに効力を感じていたそうです。
そしてこのビッグイシューという雑誌にあった、現在の会社リディラバと社長の記事に運命を感じて転職を決意。
求人広告として掲載されていたわけではなかったそうですが、FaceBookで社長を検索しメッセージを送ったそうです。
ものすごいパワーですね!
その時のことを大矢さんは以下のようにおっしゃっています。
リディラバのことを知らなすぎて、さらに志望動機をまともに話せず、初対面の安部さんに都内のスタバでけちょんけちょんにされました。バレーのアタックをひたすら受け、全くボールを返せない、勢い強すぎて、もう背を向けちゃうイメージです。
これは、入社できないのか・・・と私が絶望し俯いていたら、まさかの「まぁ検討してあげても良いけどね」と。
「じゃあ、事務所に掃除に行ってもいいですか?」と、お願いし事務所に突撃しました。
リディラバについて
大家さんが務める会社の名前はリディラバ
『社会の無関心を打破する』をコンセプトに、私たちの身の回りにあふれている社会問題の多くが未解決なのは、社会問題を知るルートが十分に確立されていないことがあるという考えのもと、ひとりひとりがもっと気軽に社会問題の現場を訪れ、理解し、解決の方法まで考えられるようにすることを目的とした会社です。
そこで、大矢さんを含め社員で、社会をよりよいものにしたいと願う皆さんの“思い”を“カタチ”にするお手伝いがなされています。
リディラバは「Ridilovr」と書きます。
その社名の由来は、「ridiculous things lover」(ばかばかしいことを愛する人)の略、「ridilover」という造語からつけられた名前だそうです。
社会を変えるような動きには「面白いこと」や「ばかばかしいこと」が大事なのではないか、真面目な社会問題だからこそ少し余裕を持って楽しみながら動いていくことが必要なのではないか、という想いからつけられた名前だそうです。
また、根本的な理念になっているものは、「Social Issue」社会の課題を発信しやすい世の中を、リディラバは社会に対して
「issue発信」ができる手法の確立と普及を目指す団体で、「社会の無関心を打破する」ことを目標に、具体的な答えとして、「人々がお互いに問題意識を共有し、それぞれが主体的に社会の課題を掘り起こす社会をつくる」という社会の在り方をイメージしているそうです。
リディラバの会社概要
・社名:株式会社Ridilover / 一般社団法人リディラバ
・住所:東京都文京区本郷3-9-1 井口ビル2階
・代表:安部敏樹 (あべとしき)
・電話:03-6801-5530
・URL:http://ridilover.jp/tokusho/
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