東京都立川市にある「ふじようちえん」は加藤積一(かとうせきいち)園長が率いる世界一楽しい幼稚園!
ふじようちえんの園舎は、一度見たら決して忘れない芝生の園庭を囲むドーナツ形で、幼稚園としては他に類を見ない斬新なデザインが特徴で、まるで美術館や博物館のようです。
さらに、注目されるのは、個性的な園舎だけでなく、飼育している馬に乗馬したり、育てたジャガイモでポテトチップスを作ったり、身の回りに溢れている“本物”を通じて子どもの自立を第一に考えた教育方針。
ここでは、モンテッソーリ教育を採用する、日本で3番目の大規模な幼稚園「ふじようちえん」について、気になる倍率や入園方法、また保育料についても調べてみました。
目次
ふじようちえんの倍率は?
ふじようちえんの倍率は、はっきりとした倍率が提示されているわけではないようですが、26年度の3歳児一般募集では、入園募集枠53名に対し、入園希望者は103名だったとか。
平成28年度の募集枠は以下の通りになっていました。
3歳児 (3年保育) 200名 (平成24.4.2生〜平成25.4.1生)
4歳児 (2年保育) 5名 (平成23.4.2生〜平成24.4.1生)
5歳児 (1年保育) 0名 (平成22.4.2生〜平成23.4.1生)
まず、在園児・卒園児の弟妹が優先で、卒園生のご子息・同法人の運営する保育所(保育室スマイルエッグス)のお子さまを優先とのことで、この枠に当てはまる子供さんの中から入園希望者を募ります。
次に、プレスクール参加の子供さん、そして、親子教室参加の子供さんの中から入園する意思を確認していくそうです。
すでに、この時点で、定員をこえてしまうのだそうです。
ただ、選考で重視されるのはごくごく基本的なことだけのようです。
無事に入園された方のコメントを見つけることができました。
高い競争率もそうだけど....
父さんがサラリーマンじゃないとか
つまんない理由で落とされたらやだなぁ といった
外部要因なんかも心配したり。選考で重視されたのは幼稚園に近いか遠いか、
オムツとれたか だったのですが先日無事、入園許可証を頂け、やっと本当に安心しました。出典:http://ameblo.jp/designer-kame/
考えることって、どこのご家庭も一緒ですよね。
でも質問事項とか審査は、本当にどこの幼稚園でも行われているような一般的なことのみのようです。
そして、幼稚園のポニーと戯れるお嬢さんの写真も掲載されてました!
入園までの流れについて
ふじ幼稚園の入園までの流れは、
- 入園資料請求
- 入園希望児童の各種体験
- 入園希望者説明会
- 願書配布・願書提出
- 入園面接
- 入園金の納入(100,000円)
- 入園
※選考の結果、入園を許可できない場合には、全額返金
入園金や保育料金について
- 入園金:100,000円
- 保育料 (4・5歳児):27,000円
その他、別途で細かい費用が加算されます。
- 教材費・保健衛生費:600円/月
- 冷房費 (夏期に1回) 4,000円
- 暖房費 (冬期に1回収) 6,000円
※2016年記載のものです。金額が変動している可能性がありますから詳細は公式ページでご確認ください。
●詳細は ⇒ https://fujikids.jp/enter/guidebook.html
ふじようちえんの特徴や教育方針
ふじようちえんは、日本で3番目の大規模な幼稚園で、モンテッソーリ教育を採用しています。
モンテッソーリ教育とは、イタリア初の女性医師として知られるマリア・モンテッソーリ(1870~1952)によって考案された教育法で、「子どもは、自らを成長・ 発達させる力をもって生まれてくる。 大人(親や教師)は、その要求を汲み取り、自由を 保障し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない」という考え方にあります。
そのための、園舎は、「子どもが育つ道具」という考えのもとに、1周180mの“走れる屋上テラス”をはじめ、屋根を突き破って生えるケヤキ、仕切りのない教室など随所に工夫が散りばめられています。
建物と子どもの成長が深く結びついた好事例として、文部科学大臣表彰をはじめ国内外から高い評価を受け、連日のように海外から視察団が訪れ【世界で一番楽しい幼稚園】との呼ばれるようになりました。
中と外との境界線がありません
この幼稚園は、ほぼ1年中解放されていて中と外との境界線がありません。
基本的にこの建物は、ただの屋根。そして、教室と教室の境界線もないので、音の境界も全くありません。
外と中の区切りが、ほぼ無い状態で過ごせることは、子ども達が緊張することがないそうです。
音の重要性
子ども達は雑音がある方がよく眠り、静かな場所では寝りません。
この幼稚園の子ども達は、授業で素晴らしい集中力を見せてくれます。
それは、うるさいことが当たり前な環境で、普段から雑音だらけの環境で過ごすことによって、必要な情報を聞き取るための聴覚や集中力が養われているからだと考えられています。
子供たちをコントロールせず、過保護にしない
また、大人は、つい心配で口出しをしてしまったり、危険を排除してしまいがちですが、大切なのは子ども自身が危険を回避する方法を考えたり、ケガや失敗から対策をすることを見守ること。
子供たちをコントロールせず、過保護にしないこと。
転んでしまうこともあるしケガをすることも必要で、でもそのケガは、この世界で生きていく術を学ぶことに繋がるのです。
ふじようちえんのモットー
「子供にこびない あやさない うちは子守じゃないんで」と言い切るのは、園長の加藤積一(かとうせきいち)氏。
また、「子どもを育てる近道は、大人が成長すること」という考えのもと60人いる先生たち自らが考え、行動できるような様々な仕掛けを次々に考案なさっています。
その加藤積一(かとうせきいち)氏のプロフィールをご紹介します。
加藤積一(かとうせきいち)プロフィール
- 生まれ:1957年、東京都生まれ
- 経歴: 大学卒業後、食品関連の会社勤務を経て、父が営んでいた幼稚園を引き継ぐ。
- 独特の園舎やユニークな教育方針は海外からも注目を集め、表彰も多数。
- 現在は、保育所や託児所も含め700人以上の幼児と100人の先生・職員を抱える日本最大級の幼児教育施設を妻と二人三脚で運営。
- 毎朝4時30分に行う散歩が日課で四季折々感じたことを子ども達と共有するのが楽しみだそうです。
本も出版なさっていました。
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ふじようちえんの場所
- 〒190-0032 東京都立川市上砂町2丁目7−1
- 武蔵砂川駅出口から徒歩約12分(道案内)路線
- 電話番号 042-536-4413
まとめ
ここでは、モンテッソーリ教育を採用する、日本で3番目の大規模な幼稚園「ふじようちえん」について、気になる倍率や入園方法、また保育料についても調べてみました。
私の周りでは、「幼稚園に行きたくない」というお子さんも沢山いらっしゃいます。
私立の幼稚園はそれほど厳しくもないようですが、公立の保育園となると、お弁当のおかずの制約があったり、出される給食の献立メニューも納得できないものも多いようで、子供のことではなく、大人都合、行政都合の幼稚園保育園が多いことも事実のようです。
幼稚園にポニーがいるなんて、それだけで毎日がどんなに楽しいだろうと、子供たちだけじゃなく大人のほうこそわくわくしてしまいそうな「ふじようちえん」でした!
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