ジューンベリージャムをご存知ですか?
ジューンベリーとは、ブルーベリーに似た果実で、日本ではあまりなじみがなく、私も始めて知りました。
7月16日の人性の楽園は、山梨県山梨市牧丘町のジューンベリー上杉農園が主人公。
ここでは、ジューンベリー上杉農園について、またここで加工されたジューンベリージャムの購入方法やオーナーの上杉さんについてまとめてみました。
目次
ジューンベリーとは?
ジューンベリーとは、ジューンベリーまたはジュンベリーとは、リンゴの仲間に分類され、バラ科のザイフリボク属に属します。
日本ではザイフリボク(采振木)やシデザクラと呼ばれています。
落葉で樹高は0.5-8mほどで、早春に5弁の白い花を咲かせ、果実は直径7-10mm、6月頃に黒紫に熟し、細かい種子を含みます。
果実が6月(June)に収穫できるところから、ジューンベリー(ジュンベリー)という名称がついたそうです。
夏期の乾燥にはやや弱いものの、寒さには強いため、1本でも結実性が高く、日本でも育てやすい種類だそうです。
果実の形は、ブルーベリーに似ていますが、ブルベリーとは種類が全く違っていて、お花の形もちがいます。
お花や葉っぱの形はなんとなくジャスミンと似ていますね。
ブルーベリーの花は、同じように白いのですがこんな風に花びらが広がっておらず、すずらんのように先が閉じています。
ジューンベリーのお花は観賞用としても使われるようですが、果実はジャムやフルーツソースとしてヨーグルト、パイ、タルト、マフィン、チーズケーキ、 ソースとして、ブルーベリーなどと同じように使われます。
ベランダでも育てられるようで、場所によっては、園芸店などで苗木の購入が出来るようです。
|
落葉樹なので紅葉も美しく、お庭のシンボルツリー用だと、ぐんぐん成長してこんな感じです。
野鳥を呼び寄せるて、観察するのも楽しそうですね。
|
そんなジューンベリーをジャムが、上杉農園さんでも、今年2016年産のジャムが出来上がっていました!
上杉農園のジューンベリージャムの購入方法
上杉さんのジューンベリージャムの購入方法は2つ。
1つは、道の出来での購入、もう1つは直接上杉さんにメールで問い合わせして購入するという方法です。
また不定期で、イベントや手作りパン屋さんなどでもお取り扱いがあるようです。
道の駅 花かげの郷まきおか
- 〒404-0012 山梨県山梨市牧丘町室伏2120
- 営業時間:午前8時30分~午後5時30分
- 休館日:水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- TEL 0553-35-4780
- FAX 0553-35-4785
アクセス
上杉農園
*こちらでの注文は、メールのみの対応になっています!
代表:上杉三郎
住所:山梨県山梨市牧丘町西保1915
アクセス
ジューンベリーのお値段は?
2015年販売時の価格になりますが、110gで598円。
*今年の分は若干の変動があるかもしれません。
上杉農園のジャム作りの行程
上杉農園のジューンベリージャムはもちろん保存料などの添加物は入っていません。
上杉農園では、標高730mの谷あいに、 20アール(≒2,000㎡≒2反)の畑を有しています。
そこで栽培されている10種類の品種の果実の収穫量は、現在平均650g/本程度ですが、将来的には1kgを目指していらっしゃるそうです。
肥料は、カイガラムシによる枯死被害があるため、 落葉中の冬季に硫黄石灰合剤(無機薬剤)を1~2回噴霧するそうで、他には、2009、2011年に牛ふんを、2012年には米ヌカを散布。
2013年と2014年は特に何もせず、2015年の冬に落ち葉を撒いただけだそうです。
落ち葉層は高い雑草抑制があるため、今後は山の落ち葉だけにする予定だとか。
こうやって収穫されたジューンベリーの収穫や味決めのときは、少し遠方に住むご家族が大集結して、みんなで収穫したり味見をしたりしながら決めていくそうです。
北海道産のビートグラニュー糖とジューンベリーだけを使って、果肉の残るプレザーブタイプです。
*ビートグラニュー糖とは、砂糖大根から取れる甘味料(お砂糖)で、通常のサトウキビから作られる砂糖に比べるとミネラルが豊富なこと、身体を冷やさないことから、健康志向の方によく使われている甜菜糖(てんさいとう)のこと。
私もおカスを作るときには、良くこのビートグラニュー糖を使っています。
ジューンベリー農園を始めたきっかけ
福井県で生まれた三郎さんは大学を卒業後、農林水産省の林業試験場に就職。
27歳の時に、同じ職場に勤めるかおるさんと結婚し、3人の子どもさんに恵まれます。
田舎暮らしに興味を持ち始めた三郎さんは、妻のかおるさんとともに、退職後暮らすための家を探しに出かけるようになり、2000年、山梨市牧丘町にあった元養蚕農家が住んでいた古民家に一目ぼれし購入。
2007年、定年退職後に茨城県つくば市から山梨市牧丘町に単身で移住し、ジューンベリー農園を始めました。
移住してからは、便利なものを最小限にし「便利な暮らしはしない」をモットーに生活なさっているそうで、晴れた日は畑で農作業、雨の日には自宅で読書や農作物の現状をノートに書くなどして、ずっと憧れていた「晴耕雨読」を実現していらっしゃいます。
上記の写真のように、家の周りには大量の薪をストックされていて、薪でお風呂を沸かしたり、土鍋でご飯を炊いたり。
上杉さんは、火を熾して薪をくべるという、この時間がとても落ち着くそうで、きっと鳥のさえずりや虫の声を聞きながら、薪を加えテイク時間は、想像するだけでも豊かでため息が出そうです。
なぜジューンベリーを?
この上杉農園のある山梨の土地は、冬になると-10℃まで気温が下がるため、耐寒性がある果樹を探したそうです。
そして、このジューンベリーは、耐寒性が強く、ブルーベリーのように酸性土が不可欠でなく、病虫害にも強いことから育てることが容易なこと。
また、、国内ではほとんど栽培例がなく、非常に珍しかったことも理由の一つだそうで、前職での知識や経験の集大成がジューンベリーなのかもしれませんね。
まとめと感想
ここでは、人生の楽園で方法されたジューンベリー上杉農園について、またここで加工されたジューンベリージャムの購入方法やオーナーの上杉さんについてまとめてみました。
私も、簡単なものではありますがフルーツを使ったお菓子を作るのは大好きで、そのときに使うのが、上杉さんと同じビートグラニュー糖です。
お料理には、精製していない甜菜糖を使っていますが、お菓子の場合は癖が出てしまうのでグラニュー糖を。
通常のグラニュー糖に比べるとお値段は若干高めなのですが、身体を暖めてくれることと通常の砂糖に比べてミネラルやビタミンが豊富なことからコレを使います。
|
- アマゾンの購入ページ ⇒ 私の台所 ビートグラニュー糖 250g
この人生の楽園という番組で取り上げられる方々の暮らしは、将来の自分像のヒントが沢山で、特に山での暮らしぶりは本当にわくわくさせられます。
今回のジューンベリーはという果実も、すごく興味深いものがあって、夏が厳しい九州のしかもベランダではどうだろう、と思いつつ、一株購入することにしてみました!
人気ブログランキングにも参加しています。よろしければ応援よろしくお願いします!