房総半島のいすみ鉄道「レストラン・キハ」社長鳥塚亮（とりづかあきら）がカンブリア宮殿に

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KYOKO

いすみ鉄道とは？

いすみ鉄道は、千葉県房総半島のいすみ市・大多喜町を走る路線です。
ＪＲ外房線大原駅で乗り換え、大原駅から上総中野駅まで１４駅。
上総中野駅からはＪＲ内房線の五井駅まで走る小湊鉄道と接続しており、路線内には大学もあることから、通常は通勤、通学の足として利用されていています。
時刻表や運賃表は　⇒　いずみ鉄道時刻表・運賃表

出典：http://www.isumirail.co.jp/
房総半島を列車で横断することが出来るこの路線は、歴史ある城下町と、自然豊かな沿線の町並みの風景がとっても美しい。
ところが、今でこそ観光列車として高い人気を誇る「いすみ鉄道」ですが、赤字続きで、数年前までは廃線の危機にさらされていたのです。
それを、２００９年公募で社長に就任した鳥塚(とりづかあきら）社長は、週末には多くの女性客が押し寄せるレストランを備えた観光列車兼グルメ列車に変えてしまったのです。
通勤・通学の利用だけだったいすみ鉄道がどんな観光列車にかわったのか見てていきましょう。

観光列車「レストラン・キハ」とは？

昭和の国鉄形気動車キハ28や、黄色い車両のムーミン列車の車内テーブル席で、列車に乗りながらゆっくりとお食事を楽しむ列車です。（ムーミン列車っていう名前が可愛くて、車両の側面にはちゃんとムーミンたちが！）
この車両で提供されるお料理は、通年で提供されているコースの他、季節限定（日にち限定）で、様々なメニューが用意されています。
主に大人の方を対象としているため、お飲み物にはお酒も含まれていて、子供料金の設定はありません。

メニューのラインナップとご予約方法

*今、一番のおススメは、GW中の5月3日限定の【伊勢えび特急・たけのこ飲茶列車】だったのですが、残念ながらこちらは満席のようです・・・⇒　伊勢えび特急・たけのこ飲茶列車の詳細

・伊勢海老特急　お刺身列車コース（２名1組)

・インターネット予約（二人一組で30,000円）
・電話予約（二人一組で34,000円）
・詳細とご予約　⇒　http://www.isumirail.co.jp/gurume/3241

・伊勢海老特急　イタリアンコース

・インターネット予約（お一人さま：16,000円）
・電話予約（18,000円）
・詳細とご予約　⇒　http://www.isumirail.co.jp/gurume/3242

・伊勢海老特急　お箸DEイタリアン

・インターネット予約（お一人さま：16,000円）
・電話予約（18,000円）
・詳細とご予約　⇒　http://www.isumirail.co.jp/gurume/3243
・スイーツ＆ワイン列車

・当日受付（1,000円）
・詳細とご予約　⇒　http://www.isumirail.co.jp/gurume/1891
・和菓子列車

・当日受付（1,000円）
・詳細とご予約　⇒　http://www.isumirail.co.jp/gurume/1891
お値段がちょっと高めですが、これだけの景色とお料理が楽しめる贅沢な時間は、金額だけではなく、地域の活性化にも繋がっているのだと思うと、満足度がグンとアップしそうな気がします。
最後になりましたが、列車の黒字に向けた、この発想をした社長の鳥塚亮（とりづかあきら）氏について、簡単にまとめました。

鳥塚亮プロフィールと経歴

・氏名：鳥塚亮（とりづかあきら）
・生まれ：1960年、東京都
・子供の頃からの鉄道ファン。
・学習塾職員などを経て、27歳のときに大韓航空入社。
・30歳のときに英国航空(ブリティッシュ・エアウェイズ)に転職。
・英国航空に勤務しながら、副業として鉄道前面展望ビデオの販売を開始、「パシナ倶楽部」と冠されたビデオ、DVDはシリーズ総計で500本を超える。
・2009年、いすみ鉄道の社長公募に応募して採用。
・社長として、ムーミン列車の運行、物販の拡充、訓練費用自己負担運転士募集などの営業努力で収支を改善し、いすみ鉄道の存続に筋道をつけた。
*著書に『いすみ鉄道公募社長』(講談社)があります。

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ちなみに、「パシナ倶楽部」と冠されたビデオ、DVDはシリーズは本当に沢山会って、廃止路線の鉄道や列車の貴重な映像が納められています。

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まとめと感想

地域と一緒に守られた、このいすみ鉄道は「ローカル鉄道は地域がお金を稼ぐツールになる！」という鳥塚社長の
思いと戦略によって、見事な豹変をなしえた鉄道です。
ＤＶＤにも納められているように、多くの廃止路線を見てこられた中で、ご自分なりに地域の活性と路線を守っていくための方法は、社長に就任ｓれるまえから構想としてあったのではないかと思います。
私の実家のそばにも、ＪＲから切り離されて、第3セクター（地域の列車）にんた路線があるのですが、日中はガラガラです。
利用者数が少ない地域を走っているので、景色はそれなりに美しい。
日本には、こんな路線がまだまだ沢山あるはずで、このいすみ鉄道をモデルに、地域の活性化とともに行楽としての楽しみを提供してくれると嬉しいな、と思うのでした。

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