パン職人竹内久典さんのパン屋さん「生瀬ヒュッテ」が10月24日のプロフェッショナルで放送されました。
竹内久典さんのパン屋さんは、西宮のはずれ花の峯という住宅地にあり、、もっちりとした食べ応えと深い甘みが人気の食パンや、表面はさくさくで中は驚くほど軽い食感のメロンパンなど、「どこにもないパン」を目当てに日本全国からお客さまが集まってきます。
販売は「電話による完全予約制」です。
理由は、せっかく買いに来てもらっても「売り切れでお客様をお返してしまうことがないように」という苦肉の策だそうです。
ここでは、パン職人竹内久典さんの西宮にあるパン屋さん「生瀬ヒュッテ」の場所やメニューや値段について調べてみました。
生瀬ヒュッテについて
オープンが2016年の1月26日だったので、この足元の白いものは雪ですね!
・店名:生瀬ヒュッテ
・住所:兵庫県西宮市塩瀬町生瀬1285-221
・電話番号:0797-24-2712
・定休日:月曜、土曜、日曜
・営業時間:10:00〜14:00
*完全予約制
デッキもあり、ここで購入したパンを食べることもできます。
店内
パンの予約・受け取り方法
【予約方法】
・毎月曜日に、受取の日にちとパンメニューを電話で予約
(受取の日時は火曜日から金曜日の10:00~14:)の間
・電話 ⇒ 0797-24-2712(つながりにくい場合があります)
・受付時間:10時から14時
パンの内容については、毎月HPでお知らせされます。
⇒ http://boulangerie-takeuchi.com/
【受け取り方法】
・予約時に指定した曜日(火曜日~金曜日)の10時~14時迄の間に受け取り。
・HP ⇒ 生駒ヒュッテ
アクセス
・住所:兵庫県西宮市塩瀬町生瀬1285−221
*JR:生瀬駅から徒歩15分
*阪急バス:森興橋から徒歩7分
*駐車場あり
パンのメニューや値段は?
生駒ヒュッテで販売されるパンは定番の人気商品と、毎月、季節のフルーツやナッツなどがふんだんに使われていて、季節によって食べやすい形で提供されています。
ちなみに今月10月のパンセットは、秋らしくナッツ類が使われています。
■10月のパンセット 1450円+消費税
•天然酵母 木の実(栗、カシューナッツ、アーモンド)10月4日、5日のみ、アーモンドがヘーゼルナッツ
•天然酵母 くるみバゲット
•安納芋と黒ごまのライ麦パン
•マスカットと洋梨のミルクパン
■常時お買い物できる定番のパンは
•山小屋食パン 500円+消費税
•ハードトースト. 500円+消費税
•田舎パン 500円+消費税
•オリーブパン5個入り 900円+消費税
写真が、通常の倍の水分を加えた常識外れの“びちゃびちゃな”生地で仕込む邪道な食パン!
見た目には普通の食パンとちっても変わりません。
ただ、水分量が2倍ということは、ズシンとした重さはなく軽いだろうから、食べた後、あっという間にお腹が空くのかな(笑)。
また、余談ですが、番組で放送された、8月の猛暑の時期に売れ残っていたパンメニューが気になって調べてみると
■8月のパンセット 1300円+消費税
•天然酵母 パイナップルのマカダミアナッツのバゲット
•マサラチャイ
•アプリコットのたまごパン
•スモークチーズとくるみ
でした。
私は、夏場にはご飯が食べられなくなてしまうので、もっぱらパンや麺をいただくので、メニューを見る限りではとても美味しそうに感じてしまうのですが!
特に、「スモークチーズとくるみ」なんか、とっても惹かれます。
11月のパンメニューはまだ決まっていないようですが、飛んで12月には過去、2013年と2014年の12月に、店頭ではなく、コラボ企画として他店でシュトーレンを出品販売なさっています。
生瀬ヒュッテさんのパンは、遠方だとどうしてもパンを買いに行くことができません。
このシュトーレンだけでも、通販していただけるととっても嬉しいな、と思うのでした。
ラッピングもすごくおしゃれで、贈答にも喜ばれそうですよね。
プロフィールと経歴
- 名前:竹内久典(たけうちひさのり)
- 生年月日:1972年
- 出身地:大阪府
*現在は、お二人でパンを焼いていらっしゃるとのことなので奥さまと、だと思います。
竹内さんは、定時制の高校に通いながら、ケーキ屋さんで働いていて、パン職人になりたいと転向。
辻グループの製パン専門学校を卒業して、神戸にあるパティスリーの「ダニエル」で修行をなさっていたようです。
2003年5月に「ブランジュリタケウチ」をオープン。
当時は、1日に1,000人ほど訪れる大人気のパン屋さんに成長しました。
常に「どこにもないパンの考え方」をコンセプトとして掲げていらっしゃり「僕のパンはもっと美味しくなるはずだと」日々研究や研磨を重ねていらっしゃいます。
最初にオープンした大阪市の「ブランジュリタケウチ」は、新聞の人気ランキングで全国一に選ばれるほどの人気店だったにもかかわらず、「本当に作りたいパンだけを作りたい」と突如閉店を決意。
それから3年をかけて準備し、今年1月山小屋風のパン屋を開き、再スタートを果たしたそのお店が、「生瀬ヒュッテ」です。
どこにもないホームベーカリーレシピ
竹内久典さんは、本を2冊出版なさっているのですが、私がとっても気になったのがこちら。
家庭のホームベーカリーで作るパンのレシピです。
この本では、ホームベーカリーで焼くパン20種類と、それらのパンで作るサンドイッチなどのパンメニュー25種類が掲載されています。
この本を出版されたきっかけは、
お店のバイトスタッフがホームベーカリーでパンを焼いていると聞き、
食パンのレシピと材料を渡して焼いてもらった──
これが、竹内シェフがホームベーカリーに興味を持ったきっかけです。
想像以上の出来に驚き、一気に興味を持った竹内シェフ。
試作を重ねる中で機器の傾向を把握すると、お店で使っている国産小麦でも、
バターたっぷりのブリオッシュでもきれいに焼けることが判明。
「配合さえホームベーカリー用に調整すれば、
お店に近い味も再現できる」と確信したそうです。
この本は、そうしてイチから作ったレシピが一挙公開されています。
レシピ通りに材料を計量してセットするだけで、ちょっと驚くレベルのパンが家でも食べられるとのことなので、コレは早速購入せねばと(笑)。
手でこねたり発酵させてオーブンで焼くパンはもちろん美味しいけれど、気持ちに余裕がないとなかなか焼けません。
いつもは、既にミックスされた市販のホームベーカリー用の粉を買っているのでものすごく気になってしまいました。
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まとめと感想
竹内さんの子供の頃からのもともと夢は、ケーキ屋さんになることだったそうです。
途中でパン屋さんに転向された理由は、ケーキ屋さんよりも毎日食べられるパン屋のほうがお客さんが来ると言うことに気づいたからだとか。
ケーキ屋さんでは楽しかった仕事が、パン屋さんでは、人ではなくパンに合わせた生活に変ったことで、最初の頃はご苦労なさったようです。
また、番組内で最後にご紹介されると思うのですが、竹内さんには、かつて金もうけだけを求めた苦い記憶から生み出された、魂の流儀があります。
若い頃はだれだってお金を追いかけるだろうし、それで良いのだとも思います。
ただいつの時期かに、そのことに違和感を覚え、自分のやりたいこととのギャップに苦しくなって初めて、本来の目標をおもいだせるのかな、と思うのです。
今では、本当に美味しいパンを追求するパン職人というにふさわしい竹内さんを生きていらっしゃいますね!
森の景色と天然酵母のパンってものすごく惹かれます。
以前に聞いた、スピリチュアルな話ですが、パンをこねる時に周りの環境を一緒に練り込むと美味しくなるときいたことがあります。
おいしい空気や美しい景色、また鳥の声や風の音などですね。
そして最後にこねる人の気持ち。
お料理やごはんって、気持ちが荒んでいる時につくると、ちっとも美味しくないですから。
「パン職人」と聞いて、しかも日々美味しくなるための努力を積み重ねていらっしゃる竹内さんはもっと神経質な方かと思っていたら、職人さんとは思えないような柔らかさと温かさをテレビから感じました。
竹内さんが作るパンの味や食感そのものが、竹内さん自身なんだなって。
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