出羽島(でばじま)は徳島県海部郡牟岐町(むぎちょう)にある人口70名の小さな島で、車もないほど。
現在、空き家(古民家)再生のスペシャリスト、坂東幸輔(ばんどうけいすけ)氏がこの出羽島での空き家再生をてがけていらっしゃるとのことで、出羽島(でばじま)について調べてみました。
目次
出羽島とは?
出羽島とは、徳島県の南東に位置する牟岐町の沖約3kmに浮かぶ人口70名ほどの有人島です。
国税庁者によると、
- 平成7年の人口は188人
- 平成12年には155人
- 平成17年には121人
- そして現在は70名ほどに減ってしまっています。
島の面積は0.65km2、一周しても3.1kmしかない小さな島で、驚くことに車がありません。
島の集落は小一時間も歩けば全て回れるくらい小さくて、コンパクトすぎて、車の必要がないのでしょうね。
それに潮風で車の痛みが早いことも、車がない理由の1つかもしれません。
出羽島の行き方・アクセス
交通手段は、『牟岐港⇔出羽島間』の定期船のみです。
牟岐港~出羽島港時刻表
運行時間約15分:定員70名
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牟岐港発 | 7:00 | 8:20 | 11:10 | 13:30 | 16:00 | 17:20 |
出羽島港発 | 6:30 | 7:25 | 9:00 | 12:20 | 15:00 | 16:35 |
※悪天候や港への自然ごみの流出等により欠航する場合あり
連絡船の問い合わせ先
- 出羽島連絡事業有限会社
- 電話 0884-72-2360
- 郵便番号 775-0006
- 徳島県海部郡牟岐町大字中村字本村5-7
料金
- 大人1名:片道220円(ただし、8月1日から9月30日までは230円)
- 小人1名:片道110円(ただし、8月1日から9月30日までは120円)
- 団体割引:15名様より1割引
徳島方面からお車で牟岐港へ
牟岐町に入って2つ目の信号(牟岐駅前交差点)を左折、橋の手前を右折、つきあたりに連絡船のりばがあります。
高知方面からのお車で牟岐港へ
牟岐町に入って5つ目の信号(牟岐駅前交差点)を右折、橋の手前を左折、つきあたりに連絡船のりばがあります。
出羽島ゲストハウス
出羽島には宿泊可能なゲストハウスもちゃんとありました!
宿泊のほかオプションでボートクルージングやシュノーケリングが楽しめます。
- 一泊二食付き:6000円(大人)
- 小学生、幼稚園児:5000円
- 出羽島ゲストハウスシャンシャンティ
- URL:http://www.tebajimaguesthouse.com
- 電話:0884-72-3510(090-7574ー7879(kazu))
街や家がとっても可愛い
民家のある集落は、漁村ならではの小さないえば立ち並び、民家は古いのですが、とってもかわいいのです。少し山手になるとこういう家が。
海の近くでは、ミセ作りと呼ばれるつくりで、2枚の板戸が雨が降ったときには雨戸の役割を果たしてくれる構造です。
車はないけど「くるま」がある!
車が1台もない!?
この出羽島には、し尿汲み取り車1台を除いて、車が1台もありません。
そのために、道は大人3人が横に広がれば一杯になるくらいせまいのです。
ただ、車の音がないせいで、静かでゆったりとした時間が流れています。
「くるま」はあるってどういう事!?
この島には、ガソリンで走る車はありませんが「くるま」と呼ばれているものがあります。
その「くるま」というのが上記の写真にある、台車のようなものです。
「ネコ車」とも呼ばれるこの台車のことを、島の人は「くるま」と呼んで、荷物を運ぶときに使っているそうです。
玄関先に台車のようなものが置いてあるのが見えますか?
ハイキングコース
島の北部は立派なハイキングコースになっていて、東回りでも西回りでも、ぐるっと島を一周できてしまいます。
そのハイキングコースの途中には、灯台や小さな畑、廃校となってしまった小学校や、国指定天然記念物の生きた化石と呼ばれる1億4千万年前に繁殖した植物・シラタマモが自生する大池もあるそうです。
4月から3ケ月あまりが見頃で、世界でも4地域にしか分布していない貴重な植物で、日本でシラタマモが見られるのはこの場所だけだそう。
こちらがシラタマモ。すごく可愛いです!
口コミ感想
まとめと感想
ここでは、テレビで放送された空き家プロジェクトを見ていて、そのプロジェクトが行われている「出羽島」について調べて見た記事です。
ここ数年は、夏になると観光に若い人たちが訪れているようです。
地帰りもできる本当に小さな町ですが、調べてみるとまるで「ジブリの島」とでも呼びたくなるような素敵な場所でした。
日帰りも出来ますね。
坂東さんの空き家再生プロジェクトの関連記事もどうぞ
⇒ http://officeliberty.main.jp/archives/7079
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