北海道名寄市にある「天塩弥生駅(てしおやよいえき)」のオーナー富岡達彦さん(52歳)と奥さまの由起子さん(58歳)が6月11日の人生の楽園の主人公。
「天塩弥生駅(てしおやよいえき)」とは、1995年に廃線になった深名線の駅舎名で、その駅舎跡で営業している食堂&旅人宿の名前です。
とってもステキな場所なんですよ!
ここでは、人生の楽園で放送された天塩弥生駅(食堂&旅人宿)のメニューや宿泊料金について調べてみました。
目次
天塩弥生駅
↑上記の画像が2016年の天塩弥生駅跡地です。
天塩弥生駅は、名雨線(後の深名線)開業に伴い昭和12年11月に初茶志内(はっちゃしない)駅として開設。
深名線は深川駅(深川市)から、非公式ながら国内最低の氷点下41・2度を記録した幌加内町を通り、名寄駅(名寄市)に至る全長約120キロの路線です。
その後、昭和26年7月に天塩弥生駅と改称した後、昭和57年3月に無人化。
平成7年9月に深名線が廃止され、しばらくは、駅舎やホームが残っていましたが、平成10年に全て解体され、跡地は整地され、平成22年の時点では、民家の裏の荒廃した空き地となっていました。
天塩弥生駅(てしおやよいえき)オープンのきっかけ
富岡さんご夫妻は二人とも旅好きで、達彦さんは乗り鉄をなさっていて、奥さまの父と弟、そしてご主人の達彦さんが国鉄に勤めていたこともあり、駅舎風の民宿をやったら面白いのではと考えたそうです。
そして、年を取り「迎えられる側」から「迎える側」になろうと考え、旅人宿「天塩弥生駅(てしおやよいえき)」を経営することに決めました。
廃線から20年とも重なって良い巡り合わせ、と、2015年5月に名寄市弥生へ転居。
「あった場所にあったものを作ろう」と、天塩弥生駅跡地と周辺の市有地を購入し、5月半ばから地ならしなどの準備、6月上旬から本格的に着工。
建設工事は、当時のプラットホームのコンクリート残骸が発掘されるなど大変だったようですが、昭和の駅舎をイメージした建物は10月9日に落成しました。
そして、今年、2016年の3月にオープンしたのが、食堂&旅人宿「天塩弥生駅」です。
駅舎として使われていた、当時の建物がこちら。
富岡さん夫妻の経営なさる食堂&旅人宿「天塩弥生駅」とそっくりです。
建物の建築に当たっては、深名線で現存する鷹泊、沼牛、添牛内の各駅舎を見学して参考としながら、外壁は、昔のような荒板を張り、窓は格子の形としました。
また、建具は大誉地駅(ふるさと銀河線、平成18年廃止)や旧上名寄郵便局(昨年解体)のものを活用したそうです。
室内の内部は、昔を懐かしむ近所の方たちが食事や宿泊に訪れた際に、「自分の家に置いておくより店に置いて欲しい」と、持ってきてくれた様々な鉄道関連の品で飾られています。
天塩弥生駅(てしおやよいえき)のお店の情報
- 住所:北海道名寄市字弥生166-4
- 電話:090-8898-0397
- 営業日時
- 田舎食堂:11:00~14:00(不定休)
- 旅人宿:男女別相部屋制(要予約):月~金(11:00~14:00)
【追記】
天塩弥生駅さんの公式フェイスブックで、2019年の3月26日に、開業から丸3年目を迎えたことがお知らせされていました。
凄く寒そうな朝の写真だと思うのですが、とってもきれい!
ちょうど同じ頃、私の住む福岡では、早めの桜がすでに開花しています。
天塩弥生駅(てしおやよいえき)の食事メニュー
- 音威子府かけそば定食(夏季もりそば可):800円
- カレーライス:700円
- かれーうどん定食:800円
- あんかけうどん定食:800円
- テヤの日替り定食:800円
- 食後の コーヒー:200円
- ごはん・そば・うどん大盛り:100円
ドリンクメニュー
- コーヒー(ホット・夏季アイスあり)300円
- 瓶入り ソフトドリンク300円(リボンオレンジ・ウーロン茶・コアップガラナ・三ツ矢サイダー)
- のみもの&スィーツセット500円
- おかわり コーヒー200円
- アルコール(お通しつき)
- ビール(サッポロクラシック中瓶)500円
- ノンアル(サッポロプレミアムフリー瓶)350円
- 焼酎1合(サッポロソフト)300円
- 焼酎1合(奄美黒糖焼酎:弥生)600円
- 日本酒300ml瓶(白鹿「黒松」名寄産餅米)800円
あと、季節限定で、下記の写真のように白樺の樹液を使ったコーヒー(GW頃)もいただけるようで、この土地ならではのうれしいおもてなしもありますよ!
*白樺の樹液は大半が水なので味はさっぱりしていて、ほのかに植物の甘みを感じるそうです。
香りは、生木の皮をはがした時の甘い香りが特徴だそうで、さらに樹液は暖めると水飴のような甘さに変わる不思議な性質をもっているんだとか。
そうで、製品としても売られています。
天塩弥生駅(てしおやよいえき)の宿泊スタイルは?
宿泊のスタイルは、ドミトリー形式で、男女別の相部屋制になっています。
※この情報は、2016年のテレビ放送時のものです。料金がわかっている可能性がありますので、予約時には必ず最新料金をご確認ください。
宿泊料
(*ストーブ使用日は、別途暖房料200円が加算されます)
●一般旅客
- 一泊二食 5,500円
- 泊夕食 4,700円
- 一泊朝食 4,300円
- 素泊まり 3,500円
●学割旅客(小・中・高・大)
*注)大学生は学生証要提示
- 一泊二食 5,000円
- 一泊夕食 4,200円
- 一泊朝食 3,800円
- 素泊まり 3,000円
●未就学児旅客(親と添い寝を基本)食事はこども膳
- 一泊二食 1,500円
- 一泊夕食 1,100円
- 一泊朝食 900円
- 素泊まり(施設使用料) 500円
*食事を親から分けてもらう場合は、施設使用料500円のみ。
食事は、土地の恵みを味わえる山菜などがメインで、季節によって味わえるものが変わります。
アクセス
- 住所:北海道名寄市字弥生166-4
- 電話:090-8898-0397
- JR北海道バス「深名線」、名寄・幌加内から「天塩弥生」バス停下車目の前。(名寄駅前発13:00・幌加内発9:28)
- JR名寄駅より7km。国道40号、西4・南10交差点から、道道798号を西風連方面へ直進6km。
*番地を入力すると、Googleの地図が行方不明になりますので、おおよその場所のみ。
まとめと感想
ここでは、北海道名寄市にある「天塩弥生駅(てしおやよいえき)」という駅舎を改装した食堂&旅人宿についてまとめています。
深名線は、非公式ながら、国内最低の氷点下41・2度を記録した幌加内町を通る路線だったということから、冬は深く恐ろしく寒いのだろうと思いつつ、ライトアップされた冬の景色がとっても素敵で、こんなに素敵な景色を見てみたいものだと思いました。
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View Comments (2)
以前弥生小学校卒業です
非常に懐かしくなり 書いて見ました
柳川さん
コメントありがとうございます!
手塩弥生駅と言う駅やその周辺の地域については、テレビの番組で知りました。
冬も大変厳しいようですが、とても美しいところですね。
年を重ねていくと、豊かな自然の中で暮らすことほど贅沢なことはないような気がしています。
幼少期をお過ごしになられたとのことで、柳川さんにとっての弥生は風景と共に素敵な思い出が沢山詰まった場所ですね。