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陸前高田市の漂流ポストがあるカフェ『森の小舎』がETVで放送


「漂流ポスト」といって、岩手県陸前高田市に、東日本大震災で亡くなった家族や友人などに宛てた手紙が届くポストがあります。
そこにつづられている300通もの手紙には、今まで誰にも打ち明けられなかった思いがこめられたもの。
その漂流ポストETVで放送されます。
出典:http://www4.nhk.or.jp/etv21c/

その漂流ポストは、岩手県陸前高田市のカフェに設置されたものなのですが、ここではそのカフェについてまとめてみました。

漂流ポストのあるカフェは?

漂流ポストが設置してあるカフェの名前は「森の小舎」
ニュースで見ていた震災の被害の様子は、海辺がほとんどだったので、陸前高田の側にこんな美しい森の景色があるとは知りませんでした。

漂流ポストのきっかけ

カフェのオーナー・赤川勇治さんは震災1年前にカフェをオープンしています。
そして、現在のお店の目印は「漂流ポスト 3.11」と名付けられた赤いポスト。
『届ける先がない手紙が流れつく場所』と言う意味が込められているそうです。
「震災で亡くした家族や友への思いを手紙でつづってほしい」との思いで設置したそうで、赤川さんの「(気持ちを)吐き出して、心の復興という形でお役に立てればと思います」と言う思いから設置されました。
そこに綴られた手紙には、

  • 「お父さん 夢でもいいから逢いにきて下さい。そして声を聞かせて下さい」
  • 「“あっ今ともが居た”とか思う時あるんだよ。近くに居るなら、顔見せて。声聞かせて。お願いだから」

など、大切な人を亡くした悲しみと向かい合う方たちのおもいが込められています。
オーナーの赤川さんは、その想いはいつか届くかもしれないから、と大切にファイルに綴じて保管なさっていて、誰でも閲覧出来るようになっているそうです。
ただ、赤川さんからお客さんに声をかけて読ませることは決してなくて、お客さんから「読ませてください」と申し入れがあった時だけだそうです。
カフェに行かれた方の口コミによると、その方は被災されたかたではないようですが、やはりその手紙を読むことができなかったそうで、
暖かくなったらまた足を運んでください、と。そして

あなたが読んであげることによって、書く人も救われることもあるんです。

と言われたそうです。
 

森の小舎について

店舗情報

カフェは、手作りのイスやテーブル、様々なオブジェが出迎えてくれます。
住所:岩手県 陸前高田市 広田町 赤坂角地159-2
電話:0192-56-3054
*※事前にオープン確認がオススメ

メニューは

  • 入舎料800円(コーヒーor紅茶とお菓子)のみ。

出典:https://tabelog.com/iwate/A0304/A030403/3005360/dtlphotolst/1/smp2/

出典:https://tabelog.com/iwate/A0304/A030403/3005360/

 

アクセスと行き方

途中から、行き止まりになるんじゃないかと思うほどの獣道を進んでいくようです。
住所:岩手県 陸前高田市 広田町 赤坂角地159-2

出典:https://tabelog.com/iwate/A0304/A030403/3005360/dtlphotolst/5/smp2/

車で

国道45号線方面より、黒崎峡温泉入口看板を通り過ぎ、下り坂カーブ途中の看板目印←左折し山道をデンジャラスに勇気を持って進み行く!

列車で

東北新幹線又は東北本線 一ノ関駅 → JR大船渡線 小友駅で下車⇒広田町(広田半島)黒崎仙峡方面ヘ車(タクシー等)で約15分

バスで

岩手県交通「県立病院発-陸前高田駅-広田(矢ノ浦経由)」の黒崎入口で下車⇒徒歩約25分

まとめと感想

カフェのある場所や建物だけ見ると単純にステキだな、って思えるのですが、ポストに届く送りて側の想いと、それを受け止めてくださるオーナーの想いの交錯にアララ買い物と切ないものを感じるのでした。
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