皆川明(ファッションデザイナー)が10月17日のプロフェッショナル仕事の流儀の主人公です。
皆川さんが服のデザインに込めらたメッセージやコンセプト、そしてプロフェッショナル論はかなりガツンと響きました。
皆川明氏の服のブランド『ミナ・ペルホネン(minä perhonen)』は、できるだけ早くトレンドを察知し、商品を発売する「ファストファッション」とは無縁の流行を無視しながらも、美しく楽しい生地の服で女性から根強い人気を集めています。
皆川明氏のデザインは、100年たっても着ることができるを意識して、オリジナルの記事のテキスタイルから作られています。
その評価は、ファッション業界だけではなく、糸井重里さんなど各界の著名人からの賞賛の声も多く、東京スカイツリーの制服を作ったことで、広く知られる様になりました。
ここでは、皆川明氏のミナ・ペルホネンの直営店や通販サイトについてまとめてみました。
目次
ミナ・ペルホルンの名前の由来は?
ブランド名のminäは「私」、perhonenは「ちょうちょう」を意味するフィンランドの言葉だそうです。
テキスタイル(生地)が300種類を超えたくらいの時に、蝶にはきれいな羽根を持つものが沢山いると気づいて、蝶の美しい羽のような図案を、軽やかに作るという願いが込められているそうです。
そして下記の画像が、歴代スカイツリーの制服です↓。
なんかドラマのオープニングのワンシーンに使われそうな写真です。
ミナ・ペルホルンの直営店舗
ミナペルホルンの直営店は国内に9店舗あります。(2016年10月のテレビ放送時点で)
daikanyama
東京都渋谷区 猿楽町18-12
HILLSIDE TERRACE G棟1F
03 6826 3770
12:00-20:00
piece tokyo
東京都渋谷区 神宮前3-41-3 1階
03 6440 0163
12:00-20:00
定休日 第1・第3月曜
kyoto
京都府京都市下京区 河原町通り四条下ル市之町251-2
寿ビルデイング1階
075 353 8990
12:00-20:00
arkistot kyoto
京都府京都市下京区 河原町通り四条下ル市之町251-2
寿ビルデイング3階
075 353 0737
12:00-19:00
定休日 木曜
galleria
京都府京都市下京区 河原町通り四条下ル市之町251-2
寿ビルデイング3階
075 353 2217
12:00-19:00
定休日 木曜
piece kyoto
京都府京都市下京区 河原町通り四条下ル市之町251-2
寿ビルデイング4階
075 353 8937
12:00-19:00
定休日 木曜
matsumoto
長野県松本市 大手2-4-26
0263 38 0137
11:00-18:30
定休日 水曜
koti
神奈川県藤沢市 辻堂元町6-20-1
湘南T-SITE 2号館 1F
0466-31-0737
10:00-21:00
call
東京都港区南青山5-6-23
SPIRAL5階
03-6825-3733
11:00 – 20:00(カフェL.O. 19:30)
HP call
「call」は、カフェが併設されています。
そして、マルシェ風の新鮮お野菜が並んだコーナーもありますから、ちょっと気軽に立ち寄れそうです。
といっても、お洒落すぎて、敷居が高い気もしますが!
ミナ・ぺルホネンの通販サイト
ミナ・ぺルホネンの商品は、通販で購入することが可能です。
⇒ ミナ・ぺルホネン
またアマゾンでも食器などの小物の購入も可能ですし、コラボ商品になるのですが、国内で購入するより少し安価になる並行輸入のブランケットなど、北欧柄の可愛いものもたくさんありました。
ミナ ペルホネン × リチャード ジノリ × パスザバトン 「Mare e Bosco~海と森~」 terra del sole ティーカップ 新品価格 |
⇒ クリッパン(KLIPPAN)×ミナ ペルホネン(mina perhonen)ブランケット
楽天市場のお店(古着) ⇒ ミナ・ペルホネンのユーズド
楽天市場には、ユーズド(中古=古着)の商品になりますが、バッグや服も新品とあまり変わらない値段で売っているお店があります。
↓↓↓ 税込み38,016円 肘当ての付いたニットのワンピースです。
楽天市場のお店(古着) ⇒ ミナ・ペルホネンのユーズド
皆川明プロフィールと経歴
・1986年、神奈川県立港北高等学校卒業。
・1989年、文化服装学院 服飾専門課程 II部服装科(夜間)卒業。
・1995年、大西和子のメーカー「P・J・C」勤務を経て独立し『ミナ(minä)』(現ミナ・ペルホネン、minä perhonen)を設立。
・2000年、直営店をオープン。
・2003年、ブランド名を『ミナ・ペルホネン(minä perhonen)』に改める。
・2004年、パリ・コレクションに進出。
・2006年、大阪成蹊大学芸術学部(京都府長岡京市)客員教授。
皆川明氏は、最初からファッションデザイナーを目指していたわけではありません。
港北高等学校在学中は陸上長距離の選手で、体育大学に進学する予定だったそうです。ところが、高校3年生の大会の時に、足首を骨折してその夢を断念せざるおえなくなってしまいます。
進学を中止し、祖父母が輸入家具店をやっていた関係から、ときどき買い付け旅行にいっていたヨーロッパに旅行しました。
その時に惹かれたのが、北欧家具など、フィンランドのデザインで、流行ものでない、100年以上前からある時代に左右されないデザインにひかれたそうです。
また、パリ・コレクションに関するアルバイトの機会を偶然得ることになり、この経験がきっかけで、ファッションを志すことになったそうです。
日本に帰国後は、19歳で昼間の受験に失敗したからとかで、文化服装学院II部服装科(夜間)に入学し、昼間はオーダー店で型紙をひくアルバイトをし、夜は学校へ通いながらファッションデザイナーを目指すのですが、そこで皆川さんは自分が服作りが苦手だということを実感します。
不器用で課題も提出できなくて、お金がたまると1~2カ月旅行へ行っていたそうで、とうとう学校側から除籍を言い渡されます。
それでも「絶対に辞めない」と決めていた皆川さんは、先生に頼み込みなんとか除籍を免れ、留年となりました。
留年となっても服作りは苦手なままで、課題も提出できず卒業式にも出られず、結局在学中に自分で作った服はたったの1着だけだったそうです。
そんな学生時代 の印象深かった思い出は、II部在学中に参加した文化祭ファッションショーでした。
専門学校を卒業後は、大西和子のメーカー「P・J・C」勤務など、工場や小規模なアトリエでパターンなどを経験し、27歳で独立し、『ミナ(minä)』を設立。
ブランドが軌道に乗るまで、魚市場でアルバイトしながら生計を立て、服作りを続けていたそうです。
それから、2000年に白金台にアトリエ兼ショップをオープン。
2003年にブランド名を「minä perhonen」に改め、翌年には日本に加えパリでも新作コレクションを発表し始めました。
そして、2006年、前年6月から当年5月の期間にファッション活動で優れた人、企業、団体などを表彰する「第24回毎日ファッション大賞」の大賞を受賞。
「minä perhonen」の特徴は
色々紹介された服で、私が1番気に入ったのが下記のワンピース。
デザインもシンプルで、絵柄も小さくて手が込んでいます。
また、肌に優しい素材、リラックス感のあるシルエット、クラフト感のある刺繍やオリジナルのレース、テキスタイルが特徴で、特にオリジナルの図案によるテキスタイルが人気を得ています。
そして、コンセプトを知らなかったら、絶対に手に取らないだろうと思ったデザインがこの砂時計柄。
ところが、皆川さんがこの砂時計の柄に込めた思いを聞くと、途端にこのワンピースを見る目が変わりました。デザインや柄の1つ1つに幸せのメッセージが込められていたのです。
この人生に見立てた砂時計のデザインは、残り時間がなくなる切なさより、記憶や経験が増えるといったポジティブな一面をカラフルに楽しく表現されていたのでした。
気分が乗らなかったり、落ち込んでしまった時にこの服を身につけると「経験が増えてるだけだ!」と気分転換できるラッキーアイテムになりそうです。
これらの生地は当初より自ら生地産地に赴き、独自に作られたもので、色や絵柄、素材の違いを含めた展開は600種を超えています。
国内外の生地産地と連携し、素材や技術の開発にも注力。
いまでは、鞄、小物、インテリアなどの発表、海外の家具メーカーやデンマークKvadrat社、英国リバティ社などテキスタイルメーカーとのコラボレーションやデザイン提供、コンテンポラリーダンスの衣装デザインなど、幅広く活動なさっています。
AXIS(ファッション誌)の最新号の表紙も飾っていらっしゃいました。
中古価格 |
皆川さんの考えるプロフェッショナルとは?
使命と夢がが両方携えられていること。
それは、自分の人生の持ち時間を超えるくらいのことであるって言うことが大切で、それをする時には、もう諦めのスイッチはきってしまう。
これはもう、プロフェッショナル論というより、人生論ですね。
今の自分に照らし合わせた時に、お腹の底の深い部分を相当動かされた気がします。
まとめと感想
皆川明さんについて調べていると、ツイッターなどの口コミで、あたたかいお人柄を伺わせるようなツイートをたくさん見かけました。
その中の1つをご紹介します。
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