へびつかい座が加わって「12星座が13星座になって、みんなの星座が変わる」といううわさが出回りましたね。
うわさの出処は、NASA(米航空宇宙局)。
2016年の1月に、NASAが子ども向け情報サイト「NASA Space Place」に掲載したコラムで、占星術や星座、その歴史に関する豆知識を紹介しています。
そのコラムとは、12星座を作った古代バビロニア人のエピソードを紹介しながら、実は天来には「へびつかい座」があるという、単なる豆知識情報の紹介だったわけですが、米国を中心にSNSや口頭で伝えられるうちに、「NASAの新発見で星座が変わる」という壮大な流言に変わってしまったというのです。
9月に入ってから、日本のウェブメディアでもこの話題を報じ始めたことにより、NASAは否定するコメントを繰り返し発信しています。
ただ、噂でもなんでもよくって、13星座があることを知ってしまったからには、自分の星座を13星座に当てはめると、運勢はどう変わるんだろう?ってすごく気になりました。
今まで12星座で「なんとなく違ってる気がする」とおもっていたらなおさらです。
なのでここでは、13星座に加わったへびつかい座について日にちや基本性格や神話について調べてみました。
目次
へびつかい座と13星座について
「12星座」は、ご存知のように
- おひつじ座
- おうし座
- 双子座
- 蟹座
- 獅子座
- 乙女座
- てんびん座
- 蠍座
- 射手座
- 山羊座
- 水瓶座
- 魚座 です。
占星術は、地球は動かないものと仮定され、地球を中心に動いていく太陽の通り道をで「黄道(こうどう)」とよび、太陽は12の星座を動いていくという考え方です。
ところが、実の天体には、さそり座といて座の間に「へびつかい座」が存在します。
天文学者のジャクリーン・ミットン(Jacqueline Mitton)氏が、イギリスの新聞『デイリー・テレグラフ』のジョーク記事で「占星術での『星座』(サイン)の概念は天文学的にはおかしい。占星術を正しく行おうとするのならズレを修正して、さらに現在の天文学の星座区の黄道上にある『へびつかい座』も入れるべきだ。」と指摘したことがはじまりだとか、ラジオでNASAの子供クケのコラムが紹介されたことが、現地の新聞で取り上げられたことが、世界中のマスコミに配信されたことが発端だとかで急激に広がりました。
ただ、13星座やへびつかい座と言うのは、実は随分以前から広く知られていて、20年位前に大ブームを起こし、当時は占いの本などもたくさん出ています。
今では新書があまり出版されていないようで、中古本になりますが、驚くほどの高値がついていました。
ただ、「星座占い」には、もともと12星座占いと13星座占いがあるので、占いの種類によって「自分の星座の振り分けが変わってくるだけです。
へびつかい座と13星座の日にちわけ
13星座によるとへびつかい座がが支配する日にちは 11/30~12/17。
12星座でいう蠍座と射手座の間にへびつかい座が入りますから日にちがずれてきます。
・山羊座 1/20~2/16
・水瓶座 2/17~3/12
・魚座 3/13~4/18
・牡羊座 4/19~5/14
・牡牛座 5/15~6/21
・双子座 6/22~7/20
・蟹座 7/21~8/10
・獅子座 8/11~9/17
・乙女座 9/18~10/31
・天秤座 11/1~11/23
・蠍座 11/24~11/29
・へびつかい座 11/30~12/17 ←ここ!
・射手座 12/18~1/19
・山羊座 1/20~2/16
・水瓶座 2/17~3/12
・魚座 3/13~4/18
へびつかい座が象徴するものは?
へびつかい座が象徴するものは「医者」で、『死に挑戦する』果敢な姿です。
これはへびつかい座の神話と関係があります。
へびつかい座の神話
古代ギリシャ神話の中に医学の神と呼ばれるアスクレビオスがいます。
医者の象徴として用いられる、杖にへびが巻きついたモチーフは世界的にも有名かもしれません。
また、アスクレビオスの孫には医学の祖といわれるヒポクラテスがいます。
アスクレビオスの出生については割愛しますが、母親の胎内にいるときに母親を殺されてしまったために、賢者「ケイローン(いて座)」に育てられています。
ケイローンは、下半身が馬の姿を上半身は人の姿をした神話上の人物で、アスクレビオスの才能はケイローンを凌ぎ、独立していきます。
アスクレビオスが蛇を持っているのは、蛇によって薬草の効用を知ったアスクレビオススが自分のシンボルにしたからだという説や蛇毒を薬に使ったからだともいわれていて、現代で滋養強壮に使われているマムシ酒やホメオパシーで使われる蛇の毒などと通じるところがあるのかもしれません。
アスクレビオスは、アルゴー船探検隊(アルゴ座)にも参加し、医術の技はますます熟達し、アテーナーから授かったメドゥーサの右側の血管から流れた蘇生作用のある血を使い、ついに死者まで生き返らせることができるようになるのです。
ところが、死者を蘇らせる技術は世界の秩序を乱すものとされ、人が治療の技術を使って助け合いをすることに対して良しとはされず、撃ち殺されてしまいます。
しかし、アスクレーピオスは功績を認められ、死後は天に上げられてへびつかい座となり、神の一員に加わえられることとなったというものです。
へびつかい座の基本性格について
へびつかい座の人は一見、外面はおだやかで平和的なイメージを持ち、おとなしいそうに見えるのですが、心の奥に秘めた意志はとても強いものをもっています。
正義感や責任感も人一倍強く、善悪の厳しい価値基準をしっかりと持っています。
ただ、善をつらぬくために、世間から見ればかえって悪行だと思われる行動に走る場合もあるのです。
例えば、貧しい人を救うために、食べ物を窃盗する というようなことです。
世間からみれば、悪行ですが、へびつかい座を持つひとから見ればそれは理屈の通る正義です。
そんな行為に世間は疑惑の念をもつことがあるかもしれないけれど、そのとき気をつけたいのは、適当な言い訳をしないこと。
あなたが出した結論に自信と敬意を評し、堂々とした態度でいることが大切です。
そんな繊細さと正義感の強い大胆さを兼ね備えたへびつかい座さんは、人の上にたつリーダーの役割に押されることも多そうです。
へびつかい座の運勢は?
へびつかい座の運勢は、以外に地味で目標にむけて計画を立てて、コツコツと努力や勉強を積み重ねていって、専門知識を身につけていくようなタイプです。
その専門知識というのは、何か特別な分野に関することかもしれないし、人生においての幸せ論みたいなことかもしれません。
常に、何かを追い求めてつかもうとする前向きな姿勢は、休息することをないがしろにしがちなので注意も必要です。
人生の目標設定が大きすぎるため、ずっと先を見通しての今を上手に過ごせるかも大きなポイントだそうですよ。
まとめと感想
夜空を見あげて、へびつかい座を探そうとしても大きすぎて形を見つけることは難しいかもしれません。
私の12星座(太陽星座)やぎ座。
でも、13星座で見てみるといて座に該当することになります。
やぎ座を見たり、いて座を見たり、自分にとって都合の良いところだけ取り入れることにしています。
占星術をを含めた占いは本来は当たりハズレを見ていくものではなく、人生のアドバイザー的につかっていくものです。
占い結果や占いで導きだされる予想に支配されることなく、上手に日常に取り入れていくことが大事ですね。
そうはいってもあすの運勢も明後日の運勢も、来年の運勢もすごく気になります。
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