東京都荒川区のミニ厨房庵(河合工業所)のミニドールハウス職人の河合行雄さんが3月の夢織人の主人公として紹介されました。
ミニチュアは通常、粘土で作られてうことが多いのですが、ミニ厨房庵(河合工業所)のミニチュアは、素材も本物とそっくりの板金などで作られています。
それがとっても可愛いのですよ!
ここでは、ミニ厨房庵(河合工業所)工房件ショップの場所や通販についてまとめています。
ミニ厨房庵(河合工業所)について
技術者の後継者問題や、海外に流出する技術やや安価な代替品によって、小さな町向上が廃業していることはテレビニュースなどで、何度も取り上げられているテーマです。
下町で、名もない小さな部品を作っていたミニ厨房庵の(有)河合工業さんも同じです。
もともとはアパレル企業にお勤めだった河合さんは、奥様の朝子さんとの結婚後、ご実家の金属プレス工業を継がれます。
しかし、時代とともに、小さな町工場にとってとても厳しい時代になっていきます。
ミニチュアをつくるようになったきっかけ
ミニ厨房庵の(有)河合工業所さんが、金加工屋不況や元請けメーカーの海外移転などで仕事が一切なくなる危機を救ったきっかけは奥様。
子供さんの手が離れて、趣味でミニチュアドールハウスの教室に通っていた奥様が、「ミニチュアの鍋をつくって欲しい」と、途方にくれる社長の河合行雄さんに持ちかけたのが始まりです。
そのときに出来上がったのがこのお鍋です。
実際の12分の1のサイズで家ごとすべて作ってしまうミニチュアドールハウス。
通常のドールハウスの食器やなべは、粘土で作られています。
名もない部品をコツコツ作っていた町工場とは言え、そこはさすがに職人さん。
実物の鍋を見て、素材から鍋と取っ手を止めるリベットに至るまですべてを12分の1で再現してしまうことが可能でした。
これはイケるかもしれない、と職人さんもすべて辞めてしまい、社長の河合行雄さんと奥様と、京都で植木職人をしていたお嬢さんの3人でミニチュアづくりが始まったのです。
幸い、今はインターネットで通販することが可能です。
芸術の域まで高めたその作品は本場欧米のファンの目に止まるようにもなりました。
「父がやっていた中華料理屋を再現して欲しい」という依頼まで届いたそうです。
河合行雄さんの作品は、時代考証、壁紙、食材に至るまで正確に再現されているんです。
その中で私が物凄く惹かれるのが、昭和のシリーズ。
10円玉サイズの電気炊飯器(4,320円)
キャベツの千切り(1,000円)
使い込まれて傷の入ったまな板なんか、とてもリアルです。
一足先にコンロにかけられたおなべからは煮物の匂いまでしてきそうで、懐かしさよりもなんだかワクワクした楽しい気持ちにさせてくれます。
これは、世界の愛好家じゃなくても、心奪われてしまいます。
ミニ厨房庵(河合工業所)の店舗と通販サイト
こんな可愛い作品に出会えるミニ厨房庵(河合工業所)の工房&ショップでは、河合さんの作品を購入できるほかに、製作用の資材の購入もできます。
さらに嬉しいのは、体験会も不定期ですが行っていらっしゃること!
- 工房&ショップ住所:東京都荒川区西尾久5-13-2
- 電話番号: 03-3893-0996/ FAX: 03-3893-0996
- メールアドレス: tomotomo@minityuan.ocnk.net
- 営業:平日10時~4時30分/土、日、祭日10時30分~4時
ミニ厨房案の通販
ミニ厨房案の通販や体験会などのイベントについてはオフィシャルサイトからどうぞ。
⇒ ミニ厨房庵
コチラは、ミニ厨房案さんのインスタグラム。
年度で作れるミニチュア用の「型」なんかも販売されています。
板金ならではですね。
それにしてもこのピザ、ムチャムチャ美味しそうです。
こちらも同じインスタ内にあったイベントの告知。
不定期で、百貨店の催事に出店されていますからチェックなさってみてください。
ちなみにこちらは2018年9月の阪急うめだでの催事の案内です。
まとめと感想
ここでは、東京都荒川区のミニ厨房庵(河合工業所)のミニドールハウスの場所や職人の河合行雄さんについてまとめています。
小さな部品を作っていた町工場の河合行雄さんが、ミニチュアを作るようになったきっかけや、工房&ショップについて調べてみました。
先日から話題になっているTATSUKO88の歌詞じゃないけど、時代のせいにして怒ったり被害者気分を味わったところでどうしようもありません。
柔軟な発想と転換で、時代の波に上手に乗っていくすべを身につけないと、いきづらい時代がそこまできていそうな気がします。
⇒ラップおばあちゃん藤沢匠子さん(ふじさわたつこ)さん88歳がとってもステキ!
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お世話になります。
戸塚恵子さん
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