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久米昂佑(くめこうすけ)さんNPO法人エスユース代表:生きるを伝える


NPO法人エスユース代表のが久米昂佑(くめこうすけ)さん3/19(土)の生きるを伝えるの主人公。
まずは、四天王寺大学本学人間福祉学科社会福祉専攻2年生('11年卒)のときに立ち上げたにNPO法人エスユースの活動についてみていきましょう。
写真は、大学2年生の時の学内キャンパスにて。お若いです!
出典:http://www.shitennoji.ac.jp/ibu/guide/department/news/jinfuku/npo.html

NPO法人エスユースとは?

全国に点在する小児がんの闘病経験者に対してICT(インフォメーション・コミュニケーション・テクノロジー)の活用、各種の協同活動、啓発活動の実践を通じて、当事者同士のコミュニティを構築する事業を行うことにより、地域での孤立化防止と仲間関係の涵養を果たし、ひいては精神的苦痛の軽減と生きる意欲の増進に寄与することを目的として活動している団体です。
会社名: 特定非営利活動法人 エスユース
法人格: NPO法人
住所 〒567-0047 大阪府茨木市美穂ヶ丘3番6号 第一山本ビル403号
代表者名:久米昴佑(くめこうすけ)
設立年:2012年
FBページ:https://www.facebook.com/esyouth

エスユースを立ち上げたきっかけ

久米昂佑(くめこうすけ)さんは、中学3年生の時に激しい頭痛で倒れ、病院で脳腫瘍と診断されます。
入院し、摘出手術や放射線治療を受け、自宅での療養を経て、1年遅れで高校に入学。
しかし、半身まひや目の焦点が合わないなどの後遺症に苦しめられます。
復学して学校生活を送りますが、その後遺症と共に、高校で高次脳機能障害であることが判明し、生きる希望を失ってしまった時期もあるようです。
そんな時、小児がんで子どもを亡くした親たちでつくるNPO法人「エスビューロー」(兵庫県芦屋市)を医師に紹介され、09年にイベントに参加。
同じ境遇の仲間と知り合い、「苦しんでいるのは自分だけじゃない」と知って気持ちが楽になったそうです。
それから、エスビューローがインターネットのテレビ会議システムを使って運営する「ネットでeクラス」で学ぶようになり、吹田市内で開かれた1泊2日の「サマースクール」に参加。
参加者たちが食事をみんなで作ったり、夜に語り合ったりし、その後、エスユースを結成されます。
直接のきっかけはエスビューローのサマースクールに参加したことですが、同じような経験をしている仲間とのであいが、NPO法人エスユースを立ち上げる大きな心の支えと行動力に繋がったようです。
また、2012年にNPO法人エスユースは、公益財団法人正力厚生会のがん患者団体助成事業の助成対象に選ばれ、その助成金は、同年、8月11、12両日に大阪市北区で開かれた交流会の運営費用として充てられたようです。
*NPO法人エスビューローとは?
阪大小児科で入院生活をともにした母親と、当時診ていただいていた小児科お医者様2人で発足した団体で、
・メンタルサポート
・メディカルサート
・コミュニアルサポート
・ソーシャルサポートと4つのカテゴリーで、病弱の心理・社会的支援をおこなっている団体です。
URL⇒http://www.es-bureau.org/index.html

現在のNPO法人エスユースの活動内容は?

現在は、「エスユース農園」を中心にした活動を積極的に行っていらっしゃいます。

エスユース農園とは

出典:https://www.facebook.com/esyouth/?fref=photo

久米さんの地元千早赤坂村で、近所の方に借りた土地を「エスユース農園」として、小児がんの当事者たちと共に野菜や果物を育てている農園で、野菜や果物を植え、育てて収穫し、利用することで、共同による学びのほか将来に向けての生きていくスキルや知識、体力・気力の向上などに繋がっていくことを期待して作られた農園です。
出典:http://www.goldribbon.jp/pdf/art/2013_ace-noen.pdf

畑の草むしりからはあぜ道をつくったり看板をつくったり、ご家族や地元の方に手伝ってもらいながら手作りされた農園で、出来上がった看板をの支柱に、お祖父さまが取ってきてくださった自然木に二人でやすりをかけてツルツルにして、看板を設置したり。
そこに集う方のために、畑を作っていく皇帝には、久米さんの思いやり、暖かさ以上のものを感じてジーンと熱くなってしまいます。
そして、久米さんが彼が農園作りで感じたこととしてつづっていらっしゃる文章がまたジーンと感動に拍車をかけるのです。
エスユース農園を付くていく中で、看板1つ作ってもらうにも
・看板となる木を探してきてくれたひと
・その木にやすりをかけてくれたひと
・看板に字を書いてくれた人
・その字に色をつけてくれた人 など1つと思われる作業にも沢山の人の協力が必要なのだということです。
同時に、土地を借りた後も、芝刈り機を使って草刈をしてもらい、田を歩きやすいようにあぜ道を作ってもらったり、パイプを設置してもらったり、タンクを設置してもらったりと、とても一人ではなしえなかった作業は、沢山の方の協力でみるみるうちになされてきました。
これらを見ていると「自分はなんて恵まれた環境にいるのか。こんな幸せが、病気をする以前に会っただろうか?」と思うと。
そして、小児がんと言う大病を発症し失ったものは沢山あると思っていましたが、得たものや、日常的にも幸せを感じることができるようになったなど、病気を経験できたことで未来へ進む力を得た部分も確かにあると感じていらっしゃるそうです。
 

まとめと感想

久米昂佑(くめこうすけ)さんのようにお若い方が、自分のことだけじゃなく困った方々の支援に携わる活動には、物凄く胸を打たれます。
自分が同じ年だったころ、一体何をしていただろうか?
そして今私は何をしているのだろうと?自分のやっていることに疑問を抱きもするのです。
同じような人生経験はできないから、せめてこういった方の活動が多くの方に知られるように応援すること、そして何らかの形で支援して行きたい思うのことしかできないのでした。
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