鹿児島県大隅半島鹿屋市で「みのだ夢来(むら)工房」を開いた蓑田繼男(みのだつぎお)さん(66歳)と、妻・みさ子さん(58歳)が3月12日の人生の楽園の主人公。
「みのだ夢来工房」は、夫婦二人で広々とした畑で30種類以上の野菜や野菜や果物の栽培から収穫、加工、販売までを行う食品工房で、これまでに作った商品は50種類にも及ぶそうです。
ここではそんな「みのだ夢来工房」について行き方アクセスや、お野菜が買えるお店についてしらべてみました。
目次
みのだ夢来(むら)工房の場所とお店情報
みのだ夢来(むら)工房
- 住所:〒891-2303 鹿児島県鹿屋市海道町886−2
- 電話:0994-46-5915
- 営業時間:8時00分~18時00分
- フェイスブック
他にも下記の場所で、みのだ夢来(むら)工房のお野菜や商品がお買い求めできます。
⇒「かのやまちの駅(リナシティ)」
〒893-0009 鹿児島県鹿屋市大手町 1番 1号リナシティ1F
⇒「陶芸の里あすか」
住所:〒891-2304 鹿屋市花岡町4555
電話:0994-46-2474
営業時間 10:00~17:00
あと、蓑田さんの暮らす大隅半島には、他にも魅力的な場所やモノがたくさんあります。
⇒大隅半島いきいきクラブ
みのだ夢来(むら)工房オープンのきっかけ
鹿児島県錦江町の農家に生まれた繼男さんは、高校を卒業後、働きながら勉強を続け、教員免許を取得後、鹿児島県内の農業高校の教員として食品加工などを指導しました。
みさ子さんも40代の一時期、町役場に勤め、加工所の管理を担当。
食を通して人と繋がる喜び”を知ったお二人です。
繼男さんが定年を迎えると、最後の赴任地であり、みさ子さんの出身地だった鹿児島県鹿屋市に農地を購入。
そしてオープンさせたのが「みのだ夢来(むら)工房」でした。
“素朴な故郷の味を伝え、地域を活性化したい”と願う蓑田さんご夫婦の作る郷土菓子「ふくれ菓子」や「こっぱ餅」などは、素朴な味で地域の人々にも喜ばれています。
ふくれ菓子とは
*「ふくれ菓子」とは、小麦粉と砂糖と重曹を混ぜ、せいろで ふっくらと蒸し上げた懐かしい味わいのお菓子で蒸しパンのようなもの。
こっぱとは
こっぱとは、干したさつまいものことで、その干したさつまいもとと餅米を使用した昔ながらの郷土のお菓子だそうです。
*こっぱ餅については過去のイベント記事が見つかりました
⇒ ココ
こっぱではなく、みのだ夢来工房のものではないのですが、鹿児島産の干しさつまいも、楽天市場からも購入可能でした!
こういうおやつが一番美味しいんですよね♪
みのだ夢来(むら)工房のこだわり
みのだ夢来(むら)工房がこだわっているのは、食の安全。
なので、みのだ夢来(むら)工房のお野菜は、すべて無農薬です。
例えば、大豆。
通常は、花が咲く時に農薬を散布することがほとんどの大豆は、蓑田さんの畑では農薬を使用しない為、虫が付いてしまいます。
その為、時期になれば午前中のうちに網を持って、モンシロチョウなどの蝶々取り(駆除)をするんだそう。
一回でなんと150匹捕まえる事もあるそうですよ。
駆除をせずにそのままにしてしまうと、青虫をうみつけてしまい、蝶がいっぱいになってしまいます。
「少ないうちに早く駆除する事が大切。農薬を散布しないので蝶々取りを楽しみながらやっています」とおしゃる蓑田さん。
そして、収穫した大豆は、一次選別を蓑田さんが、二次・三次を奥様のみさ子さんが選別しているんだそうです。
「選別は大変だが、身を凝らして良いものをお届けしたいので妥協はできません」。
「消費者に安全で安心して食べられるものを提供しようというのが根本にあるので少々の難儀苦労は厭(いと)わないです」と、お二人の言葉から食に対する熱心な気持ちが伝わります。
みのだ夢来工房では、季節の野菜を使い、旬のものを旬に活かした商品作りをしていらしゃいます。
添加物を入れない為、賞味期限は短く設定されていますが、食材が美味しいうちに美味しくいただいてほしいとのねがいからです。
みのだ夢来(むら)工房の人気商品
みのだ夢来工房一番の人気商品は玉ねぎドレッシング(500円)!
もちろん、玉ねぎもニンニクも自家産・無農薬。
3月頃から新玉ねぎの収穫がはじまると、新玉ねぎのドレッシングがお店に並ぶんだそうで、今がまさに旬なタイミング!
この玉ねぎドレッシングは、油分が少ないのにコクがありあっさりしているのでサラダだけじゃなく、お豆腐やトンカツなど色んなものに合うので持っているとかなり重宝するそうで、いつもの定番お料理のレパートーリがグンと増えそうです。
他には、
- 黒豚味噌:300円
- 食べる甘酒:250円
- 漬け物類:150円 ※税別などなど。
今後の蓑田さんとみのだ夢来工房
「今後は、歳を重ねるにつれて、作物も作りづらくなっていくと思うが、工夫しながら無農薬で継続的に栽培し、いいものが出来るよう努力する事。自家産・鹿屋産にこだわるというのを念頭に置きながら、消費者に「みのだ夢来工房の商品はいつも安心・安全で美味しい」といわれるように、美味しい物作りをしていきたいと思っています」とおっしゃる蓑田さん。
九州新幹線が開通して、福岡から鹿児島までの距離がグンと近いものになりました。
近い将来、玉ねぎドレッシングの季節に観光を兼ねて訪れてみたいものです。
この記事は、2016年3月に、人生の楽園で放送されたときのものです。
一部加筆修正していますが、お店についての最新情報は公式サイトで確認してくださいね。
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View Comments (2)
みのだ夢来工房の御夫妻の作る物が懐かしく購入できるようになればうれしいです。ふくれ菓子は亡き祖母が作ってくれました。カライモ団子に食べる甘酒は食べたいですね。自然がいっぱいの鹿児島で2人で楽しく働いている姿は素晴らしいですね。
吉田さん
コメントありがとうございます。
私も将来、こういう風に暮らしたいと思っていて、楽ではないとおもいますが、蓑田ご夫婦の姿にとっても暖かい気持ちになりました。愛情のこもったお野菜や食べ物は、どんな高級店もかなわない美味しさが詰まっているんですよね!