ハオルシア(ハオルチア)という多肉植物をご存知ですか?
アロエに似た多肉植物で、ここ最近は愛好家の間で高値で取引されるようになっています。
写真で見る限りでは、近所のお花屋さんの店頭に並んでいるアロエやサボテンとあまり区別がつかないのですが、お値段がかなり高いのです。
ここでは、ハオルシア(ハオルチア)という多肉植物がなぜ高いのか調べてみました。
目次
多肉植物とは?
多肉植物とは、葉っぱや茎、または根の内部の柔組織(じゅうそしき)という場所に水を貯蔵している植物で、体の殆どは水でできています。
砂漠や乾燥地帯に生息し、過程で育てる場合にも、こまめな水やりは必要なく、締め切った夏場の時期に水をやりすぎると、蒸れて腐ってしまう場合があるので要注意!
多肉植物の種類もとっても多く、原種だけでも1.500種類もあるといわれています。
ハオルシアとは?
ハオルシアとはハオルチアともよばれ、南アフリカ原産で12~15センチ程度の小型な多肉植物の1つです。
学名はHaworthia。
斑とはすこしちがっているのですが、、葉先に光を効率的に取り込むための透明な窓のような部分があるのが特徴です。
以前はアロエ科とされていたようですが、いくつかの特徴から分離して、いま現在は形や特長によって
- ススキノキ科
- ツルボラン亜科
- ユリ科 などに分類されていて、その下にハルオシア属となっています。
なぜハオルシアの値段は高い?
もともと、多肉植物の成長スピードはとってもゆっくりしています。
このハオルシアも出荷できるようになるまでには、3年~5年もかかり、市場に出回るまでに時間がかかり、需要と供給のバランスがとれていないのです。
つまり、「欲しい人>ハオルシアの数」ということですね。
ただ、全ての種類のハオルシアが高額なわけでもありません。
日本人の感性で、手間隙かけて何年もかかって交配されたものが、世界中のコレクターに高く評価され高額になっているのです。
つまりハオルシアの希少性が値段を高額にしている ということのようです。
この、ハオルシアが高額なことにつけこんで、コレクターに高値で取引されるハオルシアの盗難がここ数年多発していてニュースにもなったほどでした。
観葉植物ハオルシアの盗難事件相次ぐ 被害額13億円
アロエに似た観賞用の植物で、ここ最近、愛好家の間で高値で取り引きされるようになっている「ハオルシア」が盗まれる事件が全国で相次いでいます。その被害は推定の時価で13億円に上っていることが愛好家の団体のまとめで分かりました。出典:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160805/k10010623211000.html
農作物をはじめ植物って、金銭的な損失よりも、手塩にかけて成長を見守ったわが子に近い感覚をもっています。
そんな子達を、いとも簡単に盗んでまでお金にかえなくちゃいけないのかな?っておもうと、なんだか寂しい気持ちになりますね。
高額なハオルシアは?
盗まれたハオルシアの被害総額が13億円って、どれだけハオルシアて高いんだ等と、高額なハオルシアの種類と値段を調べてみました。
【万像(まんぞう)200万円】
植物なのに200万・・・確かにこれは高いです。
高額の条件は1000本に2、3本しかはいっていない斑(ふ)という黄色い線が入ると高額になります。
楽天市場内にありました。
200万円もはしないのですが、これは楽天市場内でも高いです。
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【玉扇(ぎょくせん)200万円】
高額の条件は、白い模様の白線が多く、表面がゴツゴツしたもの
こちらは楽天市場内の「玉扇」。
さすがに、楽天市場のなかのハオルシアの玉扇は、1/100位の金額でした。
玉扇よりも、楽天市場内では、こちらの交配種のほうが高かったですね。
こちらは、「氷砂糖」という名前のハオルシア。
とっても可愛くてこんなに小さいのに、お値段高めです。
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お手ごろ価格のハルオシアは?200円~2000円位
ただ、全てのハオルシアが高額なわけではなく、200円~2000円位のお手頃価格のものも沢山あります。
例えば、
- オブツーサ
- 宝草綿
- ニグラ
- グラウカ
- ビスコーサ
- 冬の星座
こちらが冬の星座。
名前が素敵ですよね。
ハオルシア専門店には、沢山の違った形ちと種類のハオルシアがありました。
見ているだけでも楽しくなります。
⇒ ハオルシア専門店
まとめと感想
ここでは、ハオルシア(ハオルチア)という多肉植物がなぜ高いのか調べてみました。
成長がゆっくりなので、需要と供給のバランスがとれていないことが、高値の理由でした。
そうはいても、全部のハオルシアが高いわけではなく、種類によっては買いやすいものも沢山ありましたね。
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