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キラーストレスとは?(あなたを蝕むストレスの正体):NHKスペシャル1


キラーストレスという言葉をご存知ですか?
ストレスが、ある日突然「死因」にかわるといわれることから、キラーストレスと呼ばれているのですが、先日、
NHKスペシャルで大々的に特集されていたことも含めまとめてみました。
これまで漠然と、身体に悪いといわれていた「ストレス」が、私たちの命を奪う可能性があることが、最先端の研究によって具体的に明らかになってきています。
そのストレスは、「ストレス反応の暴走」を引き起こし、脳細胞や血管を破壊して、人を死に追い込むという詳細なメカニズムがわかってきました。
ここでは、
・キラーストレスとは何か?
・身体にどんな症状を引き起こすのか?
・がんとストレスの関係
などについて調べてみました。

そもそもストレスとは何でしょう?

ストレスとは?

ストレスという言葉は、もともと物理工学からきています。
物理工学でいうストレスとは、ボールに圧をかけて押した時に、ボールがゆがみながら適応することを指します。
カナダ人の生物学者「ハンス・セリエ」は、実験を重ねて、外部から受ける刺激に対して、生態が適応反応をするという、ストレス学説を唱えています。
そして外部環境からの刺激によって、
・内部環境(心身)におきる一連の変化を「ストレス(ストレス反応、ストレス状態、)」
・ストレスを起こす外部環境を「ストレッサー(ストレス要因)」
・ストレッサーに対しての生態の適応努力を「適応力」としています。
もともと、このストレスの仕組みは、天敵から身を守るために、身体を素早く動かしたり、怪我をしたときにすぐ血が止まるような働きをして人々の生命維持のためにそなわっているものです。

良いストレスと悪いストレス

ストレスは、過剰になると心身の負担になり、心理面や行動面、身体面に症状が現れてストレス関連病をもたらすのですが、適度なストレスは向上心を刺激して成長へと導いてくれます。
ハンス・セリエは、「ストレスは人生のスパイスである」とも言っています。
ストレス反応の現れ方
ストレス反応は、おおよそ3種類に分けられ、大体同じような経過をたどることもわかっています。
【現れ方の3種類】
1.行動面
ミスが多くなる。酒、タバコが増えるなど、行動面に影響があらわれます。
2.心理面
不安になる、イライラする、落ち込むなど。
3.身体面
汗をかく、ドキドキする、トイレが近くなる、頭痛がするなど
【現れる時間の3種類】
1.即時
ストレスが起こった時すぐに現れる発刊や動機など
2.急性
ストレスア起こった少し後に現れる頭痛や食欲の低下など
3.慢性
ストレスが起こったときの影響が長引き拒食になったり、うつ継続する影響を起こしたもの

ストレスの3期【汎適応症候群(はんてきおうしょうこうぐん) GAS】

1.【第1期】 警告反応期
ストレスが加わった直後で、抵抗力が落ちる時期を「ショック相」、その後抵抗力が盛り返す時期を「反ショック相」
2.【第2期】 抵抗期
ストレスに対して、身体が抵抗できている時期ですが、長引いてしまうと徐々に抵抗力が徐々に抵抗力がなくなっていく時期。
3.【第3期】 疲憊期(ひはいき)
ストレスが長引いて、心身が疲労困憊してしまった時期。
そのまま経過すると過労死や突然死などを招きます。
キラーストレスとは、この突然死と関係があります。
心身が疲弊しすぎてコントロールがうまく出来なくなったときに、ストレスがかかると、
・筋肉は収縮します。
・ドキドキと血流は増えます。
*収縮した筋肉内を通る血管は狭められている状態なのに、その血管をとおる血液量は増えるという間逆の作用が身体の中でおこることにより死に至る事につながります。
では、そもそもストレスとはいったい何でしょう?

ストレスとは?

ストレスとは、ストレスの原因になるもの、つまりストレッサーとも言われます。
そのストレッサーは、まかに5つに分かれます。

  1. 物理的ストレッサー
  2. 科学的ストレッサー
  3. 生物学的ストレッサー
  4. 心理的ストレッサー
  5. 社会的ストレッサー

1.物理的ストレッサー 
温度、光、音のほか、最近はパソコンなどを長時間見続けることによっておこるVDT症候群などもあります。*VDT症候群とは、、目や体、心に支障をきたす病気で、別名テクノストレス眼症ともいう。
2.科学的ストレッサー
たばこの伏流円やちり・ほこり、臭気、ホルムアルデヒドなど。
3.生物学的ストレッサー
細菌、ウィルス
4.心理的ストレッサー
不安、怒り、喜、悲しみなど
5.社会的ストレッサー
・過程や職場環境によるもの
・ライフイベントによるもの(就職、転職、転居、結婚、離婚など)
*ライフイベントの中でプラスになっている出来事(結婚や収入の増加)なども以外ですが、ストレスとされています。それは脳の中にある扁桃体が反応するために、身体に負荷がかかるからです。

ライフイベントストレスチェック

一年間に経験した出来事(イベント)を合計して、どれくらいストレスが蓄積しているかの目安をチェックすることができます。⇒ ライフイベントストレスチェック
ちなみに、ストレスの合計点数の危険度の目安は、以下のとおりです。
・合計点が260点以上:ストレスが多い要注意の段階
・合計点が300点以上:病気を引き起こす可能性があるほどストレスが溜まっている可能性がある段階

過剰なストレスによって引き起こされる病気

・ガン細胞増殖
ストレスは、ガン細胞増殖の原因にもなっている可能性もあります。
AFT3遺伝子という免疫にかかわる遺伝子があり、普段は免疫細胞の中で機能しないまま眠っている状態ですが、ストレスを受けるとAFT3スイッチがオンになってしまい、ガン細胞を増殖させてしまう危険性があります。
もちろん、ストレスが短期間で解消されるなら、AFT3スイッチはオフになり、免疫細胞の中で静かにしているそうなので、慢性的にストレスを受けている状態にある事が危ないようです。
またATF3に関係なく、健康な状態であると、正しく非自己を認識して排除してしまうシステムもうまく活動しなくなります。
・動脈硬化
歯茎の出血などから細菌が体内に入ることがありますが、ストレスホルモンが高い状態で体内に入ると、体内に入った細菌が鉄分を栄養にして活性化し、最近の研究では、血管を突き破ることが判明しています。
そしてこれが、動脈硬化を引き起こす原因の一つになっている可能性があるとのことでした。
・他には
・じんましん・アレルギー
・胃炎
・糖尿病
・心筋梗塞
・エコノミークラス症候群
・うつ病 など

ストレスによる病気を防ぐために?

脳内の延髄という神経細胞は、運動より自律神経への過剰な伝達を抑えることができます。
それにより、扁桃体(へんとうたい)のストレス信号が副腎に伝わりにくくなることにより、ストレス反応をおさえることができます。
ストレス解消に必要な運動量はそれほど多くなく、
・週3回 30分程度
・ウォーキングなどの息が少し上がるぐらいの運動量
と、日常の家事や買い物で楽にこなせそうな程度ですのでご安心を!

まとめと感想

たかがストレス、されどストレス。
私たち日本人は、我慢すること、辛抱することを美学としていますから、我慢できなかったり長続きしないことに対して悪いことだと思いがちです。
でも、そういった昔とは環境もすっかり変わってしまった今の時代、自分の心や身体の声に耳を傾けるのはすごく大事なことだと、改めて感じました。
都市に住む人は、田舎に住む人と比べてストレスに対する反応が過敏すぎるそうです。
それは、都市部では、様々な刺激が多すぎて、「扁桃体」が活発になりやすいから。
生活環境や職場環境を、簡単にかえることは難しいと思うけれど、愛するものを守るためにも、自分をいたわることは怠けることでも、サボることでもないことを社会全体で学んでいく時代かもしれませんね。
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